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【市況】非鉄や電子部品セクター、ビットコイン関連に関心/オープニングコメント

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 23日の日本株市場は買い先行で始まろう。22日の米国市場では、米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、値ごろ感から買いが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の19480円。円相場は1ドル109円70銭辺りでの推移と、やや円安に振れて推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好となろうが、前日まで5営業日続落だったほか、直近10営業日で9日下落していたこともあり、値ごろ感が意識されやすいところであろう。ただし、トレンドが転換するとは考えづらく、自律反発の域は脱せないと考えられる。5日線が19535円辺りに位置しており、これが上値抵抗線として意識されるようだと、次第にこう着感が強まる格好になりそうだ。

 インデックスに絡んだ買いが主導するとみられるが、米国ではハイテク株が選好されており、値がさのハイテク株等の動向が注目されそうだ。また、豪英資源大手BHPビリトンの黒字転換が伝えられており、非鉄セクターへの刺激材料になろう。

 その他、リミックスポイント<3825>が上方修正を発表。ビットコイン取引急増が背景となるなか、ビットコイン関連への波及が意識される。また、任天堂<7974>は、新型ゲーム「スイッチ」のネット予約を再開したが、開始直後に売り切れとなるなど、品薄状態が続いており、電子部品株の動向が注目される。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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