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【通貨】今日の為替市場ポイント:日経平均株価の大幅反発で110円台に上昇も

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

22日のドル・円相場は、東京市場では108円89銭から109円46銭まで反発。欧米市場でドル・円は109円65銭まで買われており、109円56銭で取引を終えた。

本日23日のドル・円は、トランプ政権による税制改革をめぐる期待感からドル買いが進み、欧米株価の上昇を受けて日経平均株価が大幅に反発した場合、110円台に回復する可能性も。

政権運営の混乱が目立ったトランプ政権が法人税を含む税制改革の取り組みを大きく前進させていると一部報じられたことを受けて、市場では投資家心理が改善。このため、ドル買い・円売り基調に転じている。また、米株価が大幅続伸したことや米長期金利が上昇したことも、ドルを買う流れを強めた。日経平均株価が大幅に反発した場合、ドル買いが一段と強まり、1ドル=110円台を回復する可能性もある。

一方で、今週25日に開かれる米ジャクソンホール会合(経済シンポジウム)でのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の講演を控え、市場の様子見姿勢も広がっている。市場では、北朝鮮情勢緊迫化をめぐる地政学的リスクへの懸念が一時的に緩和しているもよう。米韓合同演習が継続される中、ティラーソン米国務長官は22日に北朝鮮がある程度の自制を示しているとの認識を示し、将来の対話実現へ期待を示した。

《HT》

 提供:フィスコ

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