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【市況】日経平均は小反発、値がさの一角が底堅く推移/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は小反発。13.48円高の19406.61円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えた。21日の米国市場では、NYダウが上昇するも、北朝鮮情勢を巡る地政学リスクが重しとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の19320円。円相場は1ドル109円ちょうど辺りと円高に振れており、買い手控え要因となるなかで売り先行で始まった。

 ただし、前日安値水準では下げ渋りもみられ、その後円相場が落ち着きをみせたこともあって、小幅ながらもプラス圏を回復している。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、その他製品、証券、不動産が小じっかり。半面、倉庫運輸、水産農林、食料品、建設、医薬品、陸運が小安い。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えている。

 日経平均は下げ渋りをみせており、指数インパクトの大きいところでは東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、安川電<6506>、トレンド<4704>がしっかりに推移しており、日経平均を下支えしている。薄商いの中でインデックスに絡んだ商いに振られやすい需給状況であるが、値がさの一角が底堅く推移しており、19400円処での推移が続きそうである。

 また、日経平均が下げ渋りをみせるなか、マザーズ指数、JASDAQ、東証2部といった個人主体の中小型株物色が散見されている。自律反発の域は脱せないだろうが、外部環境を睨みながらでの押し目拾いのスタンスとなろう。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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