【通貨】明日の為替相場見通し＝北朝鮮リスク意識し上値重い展開も

　今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、依然、北朝鮮リスクを意識した上値の重い展開が見込まれる。予想レンジは１ドル＝１０８円５０～１０９円５０銭。

　この日は、欧州時間に入り一時１０８円９０銭前後までドル安・円高が進行した。米トランプ政権の先行き不安は払拭されていないうえに、２４日からの米ジャクソンホールでのシンポジウムを前に積極的な売買が手控えられている。特に、この日から米韓合同軍事演習が始まり北朝鮮の動向が警戒されている。今晩は海外で目立った経済指標の発表は予定されていない。ＮＹダウや米長期金利動向が注目されるが、１０８円前半へ一段のドル安・円高が進行した場合、４月１７日につけた今年の最安値１０８円１３銭も視野に入れた展開となる。このため、１０８円後半で踏み止まれるかが市場関係者の関心を集めている。


出所：みんなの株式（minkabu PRESS）