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【市況】まずは日経平均の下げ渋る動きを見極め/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19384.64 (-85.77)
TOPIX  : 1593.69 (-3.67)

[後場の投資戦略]

 トランプ政権への警戒感は和らぐ格好となったが、週明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強い。また、北朝鮮の地政学リスクに対する警戒感が根強いほか、今週はカンザスシティー連銀が8月24日から26日に開く経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)が注目される。米イエレン議長については25日に講演を予定している。利上げ時期には踏み込まないのがメーンシナリオであろうが、ジャクソンホール会合への思惑が長期金利や為替相場に反応する格好とみられるなか、方向感が掴みづらいところであろう。

 また、物色の流れとしては中小型株にシフトしやすいとみられるが、日経平均が寄付きを高値に下げに転じているほか、円相場も朝方からはやや円高に振れて推移するなか、値ごろ感からの買いも入れづらいところ。業績や材料を手掛かりとした物色も絞られる可能性があり、まずは日経平均の下げ渋る動きを見極めたいところである。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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