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【市況】18日の株式相場見通し=米株式の大幅安と円相場の高止まりを嫌気し売り先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 18日の東京株式市場は、前日の米株式市場が大幅反落となったことに加え、外国為替市場で円相場が高止まり状態となっているのを嫌気して、売り先行のスタートとなりそうだ。さらに、週末控えで持ち高整理の売りも想定されることから下落幅が拡大する可能性もある。18日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円40銭台の推移と前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 17日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比274.14ドル安の2万1750.73ドルと5日ぶりに大幅反落し、下落幅は5月17日以来3カ月ぶりの大きさとなった。 前日に米トランプ大統領が、米主要企業のトップ離脱に歯止めが掛からなかった2つの助言機関を解散したととで、政権の混乱に伴って今後の経済政策の遂行が一段と困難になるとの見方が広がり、リスク回避の売りが優勢となった。さらに、スペイン第2の都市バルセロナで17日、車両が群集に向けて暴走するテロ事件が発生し、多数の死傷者が出ていることが伝えられ、先行きに対する不透明感が一段と高まり下げが加速したナスダック総合株価指数は、前日比123.195ポイント安の6221.914と大幅反落した。

 日程面では、6月の特定サービス産業動態統計(確報)、お盆期間の輸送実績(JR6社)に注目。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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