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【材料】学研ホールディングス---第3四半期は医療福祉サービス事業が業績下支え

学研HD <日足> 「株探」多機能チャートより

 

学研ホールディングス<9470>は10日、2017年9月期第3四半期連結業績を発表した。売上高が前年同期比3.1%増の766.66億円、営業利益が同2.4%減の27.48億円、経常利益が同2.6%減の29.42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同27.7%増の21.20億円となった。

売上構成比の約8割を占める教育関連3事業では、教育コンテンツ事業こそ企画の厳選や不採算定期誌の整理による返品率・原価率の改善などにより前年同期より増益となったものの、教育サービス、教育ソリューションの両事業では減益となった。

売上構成比の約2割を占める医療福祉サービス事業が業績を拡大した。同事業の売上高は前年同期比12.2%増の156.89億円、営業利益は同2.8倍の5.37億円となった。サービス付高齢者向け住宅の開業効果(直近1年で9施設開業)や西日本エリアの入居率向上に加え、保育園の開設効果(直近1年で3施設開設)や既存園の充足率向上がその要因である。

同社は5月12日に2017年9月期業績の会社予想の上方修正を行っている。売上高は前期比4.0%増の1,030.00億円、営業利益は同9.8%増の30.00億円、経常利益は同6.1%増の31.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同46.1%増の20.00億円を見込んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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