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【市況】米国株見通し:引き続き米政権運営への不透明感が重しに

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2464.50(-3.00) (18:35現在)
ナスダック100先物 5910.25(-13.25) (18:35現在)

18:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。また、NYダウは20ドル安程度で推移。欧州市場は、全般下落して推移している。原油先物相場は小幅に下落して推移しており、これらの流れを受けて、米株式市場は売り優勢の展開から始まろう。

16日の米株式相場は上昇しているが、注目されたFOMC議事録では、大半の当局者が次回会合でのバランスシート縮小開始を支持。一方でインフレ率が予想よりも長く停滞するとの認識を示し、発表後の相場はもみ合う展開となった。

一方でバージニア州で発生した白人至上主義者らと反対派による衝突を巡るトランプ大統領の発言を受け、大統領助言組織からメンバーである主要企業トップの脱退が相次ぎ、同組織の解散に至ったことが嫌気された。

引き続き政権運営への不透明感が相場の重しになる可能性がある。経済指標ではフィラデルフィア連銀製造業景況指数(8月)、鉱工業生産指数(7月)、設備稼働率(7月)、景気先行指数(7月)が予定されているが、金融政策への思惑よりも政権運営への警戒感の方がインパクトにつながりそうである。

また、決算ではウォルマート、ギャップ、アプライド・マテリアルズが予定されている。足元で小売企業の決算がまちまちとなるなか、ウォルマート、ギャップの決算がネガティブ視される可能性は警戒しておきたいところである。

《KK》

 提供:フィスコ

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