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【材料】冨士ダイス---1Qは受注好調で増収・大幅な増益

冨士ダイス <日足> 「株探」多機能チャートより

 

冨士ダイス<6167>は10日、2018年3月期第1四半期の連結業績を発表。売上高で前年同期比7.0%増の42.51億円、営業利益で同2.11倍の3.71億円、経常利益で同2.15倍の3.66億円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同3.05倍の2.67億円と増収・大幅な増益でのスタートとなった。

超硬製工具類では、冷間フォーミングロールや混錬工具、超高圧発生用工具の販売が増加し、売上高は前年同期比9.5%増となった。超硬製金型類では、製缶金型や光学素子成形用金型が前年度の特需の反動減により低調となったものの、自動車部品生産用金型が堅調に推移。

その他の超硬製品では、自動車部品生産用の超硬金型素材や粉砕機用の刃物素材の販売が堅調に推移し、前年同期比7.9%の増収となった。超硬以外の製品では、引抜鋼管が前年度から引き続き堅調に推移。セラミックス製の冶工具や鋼製の自動車部品生産用金型の販売が増加し、売上高は前年同期比10.3%増となった。受注が好調に推移したことで、売上高の増加、稼働率の向上による原価率低減等により各利益項目が大幅な増益となった。

2018年3月通期の業績予想は、売上高で前期比1.3%増の168.68億円、営業利益で同4.4%減の11.10億円、経常利益で同1.6%増の12.14億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同5.2%増の9.00億円と期初予想を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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