【材料】ＡＯＩ　ＴＹＯは５日続落、１７年１２月期業績予想を上方修正も反応限定的

　ＡＯＩ　ＴＹＯ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓ<3975>が５日続落。１４日の取引終了後、１７年１２月期の連結業績予想について、売上高を６５０億円から６６０億円へ、営業利益を３５億円から４１億円へ、純利益を１４億円から１８億５０００万円へ上方修正したが、織り込み済みとの見方が強く反応は限定的のようだ。

　上方修正は、足もとで主力の広告映像制作事業を中心に着実に受注を重ねているほか、成長戦略と位置づける体験設計事業（デジタル関連を含む）も堅調に推移していることが要因。また、上期受注高が３３４億９９００万円となり、上期末受注残高が１４０億１６００万円と豊富にあることや、案件受注段階からの厳格な精査・選別および収益管理を徹底し、利益率が高水準で推移していることも貢献する。

　同時に発表した第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高３３７億２９００万円、営業利益２３億５８００万円、純利益１１億８９００万円だった。なお、同社は１月４日設立のため、前年同期および前期との比較はない。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）