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【材料】<動意株・10日>(前引け)=資生堂、三井金属、長野計器

資生堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 資生堂<4911>=急反騰し、上場来高値更新。同社は9日取引終了後、17年12月期の連結業績予想の修正を発表、売上高を9400億円から9650億円(前期比13.5%増)へ、営業利益を455億円から560億円(同52.3%増)へ、最終利益を260億円から325億円(同1.2%増)へそれぞれ増額した。しわを改善する「エリクシール」美容濃密リンクルクリームなどが売り上げを伸ばして収益に寄与、インバウンド需要も追い風に中高価格帯のブランドが好調で会社側の想定を上回る見通し。これを材料視する買いが流入し、気配値のまま6月20日の上場来高値4135円を上回った。

 三井金属<5706>=大幅続伸し年初来高値更新。同社は9日取引終了後、18年3月期2四半期累(4~9月)の連結業績予想の上方修正を発表した。従来予想の売上高2230億円を2420億円(前期比20.7%増)へ、営業利益130億円を170億円(同25.5%増)へ、最終利益80億円を100億円(同95.8%増)へそれぞれ増額した。機能材料セグメントの主要製品であるキャリア付極薄銅箔や、排ガス浄化触媒、スパッタリングターゲット(電子機器に使用される薄膜材料の原料)の主力であるITO(インジウム・錫酸化物)などの需要が堅調に推移していることが業績予想の上方修正につながった。

 長野計器<7715>=一時ストップ高し、年初来高値を更新。同社は9日取引終了後に、18年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益見通しは従来の16億3000万円から23億2300万円(前期比25.5%増)に上方修正した。売上高予想も451億3000万円から470億4800万円(同6.4%増)に増額修正。半導体向けおよび建設機械向けの製品販売が伸びており、これが業績を押し上げるとしている。また、同時に21年3月期を最終年度とする中期経営方針を見直し、株主資本利益率(ROE)の目標を8%から10%以上に引き上げている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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