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【材料】<動意株・3日>(前引け)=古河電工、大阪工機、ニチコン

古河電 <日足> 「株探」多機能チャートより
 古河電気工業<5801>=大幅続伸し、年初来高値更新。同社は2日取引終了後、18年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を8850億円から9150億円(前期比8.5%増)へ、営業利益を370億円から430億円(同11.3%増)へ、最終利益を200億円から255億円(同45.1%増)へそれぞれ増額した。インフラセグメントの欧米での光ファイバー・ケーブル事業や機能製品セグメントの銅箔事業の好調継続に加え、電装エレクトロニクスセグメントの自動車部品事業が、昨年の熊本地震を含めた国内自動車メーカー生産減から回復したことなど、全体的に各事業の需要が好調に推移していることが業績上方修正の背景となっている。

 大阪工機<3173>=ストップ高で、年初来高値更新。同社は2日取引終了後に、18年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は2億100万円(前年同期比2.5倍)となり、上半期計画2億4000万円に対する進捗率は83.8%に達した。売上高は55億4600万円(同13.4%増)で着地。主力の切削工具事業が自動車業界向けに伸びたほか、耐摩工具事業も飲料容器メーカー向けが好調だった。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

 ニチコン<6996>=大幅続伸で、年初来高値更新。同社は2日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を1120億円から1150億円(前期比14.5%増)へ、営業利益を40億円から47億円(同55.7%増)へ、最終損益を16億4800万円の赤字から8億円の赤字(前期は26億2300万円の黒字)へそれぞれ上方修正した。自動車市場向け製品およびインバータ・産機向け製品が堅調に推移したことにより、18年3月期第1四半期連結業績が計画を上回ったことや、直近の事業環境の改善などを踏まえて上方修正に踏み切った。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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