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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アルパイン、フタバ、デクセリ

アルパイン <日足> 「株探」多機能チャートより
■アルパイン <6816>  2,086円  +376 円 (+22.0%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 27日、アルパイン <6816> を親会社のアルプス電気 <6770> が株式交換によって完全子会社化すると発表したことが買い材料視された。19年1月1日付で同社株1株に対し、アルプス株0.68株を割り当てる。アルプスの27日の終値3250円から算出した理論価格は2210円となり、本日はこれにサヤ寄せする形で買い値を切り上げた。同社株は18年12月26日付で上場廃止となる予定。

■フタバ産業 <7241>  1,162円  +158 円 (+15.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 27日、フタバ産業 <7241> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の75億円→105億円に40.0%上方修正。従来の0.6%減益予想から一転して39.2%増益見通しとなったことが買い材料視された。国内で自動車用マフラーや内外装部品などの販売が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。生産合理化が想定以上に進捗することも利益上振れに貢献する。

■システナ <2317>  2,458円  +281 円 (+12.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 27日、ソフト開発支援を主力とするシステナ <2317> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比39.6%増の9.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。クラウドと絡めたモバイル端末の開発案件などが拡大したソリューション営業部門の収益が伸びたことが寄与。前期に計上した投資有価証券売却損がなくなったことなども増益の要因となった。

■ジャフコ <8595>  5,110円  +550 円 (+12.1%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 27日、ジャフコ <8595> が発行済み株式数(自社株を除く)の31.6%にあたる1400万株(金額で638億4000万円)を上限に、28日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は27日終値の4560円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。野村ホールディングス <8604> と野村総合研究所 <4307> が保有株を売却する意向を示したことに対応する。

■デクセリアルズ <4980>  1,304円  +138 円 (+11.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 27日、デクセリアルズ <4980> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比13倍の19.9億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。ノートパソコンや車載向け光学フィルムの販売が伸びたほか、スマートフォン向け熱伝導シートなども好調だった。光学フィルムの取引条件変更に加え、円安による為替差損益の改善も大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の51億円→64億円に25.5%上方修正。増益率が76.3%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。

■エクセディ <7278>  3,390円  +275 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 エクセディ<7278>が大幅高続伸となり、年初来高値を更新した。同社は27日取引終了後に、18年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。経常利益は64億1800万円(前年同期比62.0%増)となり、上半期計画90億円に対する進捗率は71.3%に達した。売上高は690億4100万円(同4.8%増)で着地。トランスミッションメーカーからのAT(自動変速装置)製品の受注増加に加え、利益面ではコスト低減活動の効果などが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■サカイ引越センター <9039>  5,170円  +370 円 (+7.7%)  11:30現在
 サカイ引越センター <9039> が続急伸し、連日で上場来高値を更新した。同社は27日後場に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比72.5%増の52.5億円に拡大して着地したことが引き続き材料視された。新設住宅着工戸数が増加傾向で引っ越し作業件数が伸びたうえ、単価が前年同期比12.4%増と大幅に上昇したことが寄与。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の83.3億円→95.4億円に14.5%上方修正。増益率が4.6%増→19.7%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■セイコーエプソン <6724>  2,845円  +184 円 (+6.9%)  11:30現在
 27日、エプソン <6724> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比2.3倍の144億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。新興国を中心に大容量モデルのインクジェットプリンターの販売が増加したほか、プロジェクターなども伸びた。高価格帯製品の売上構成比率が上昇したことも大幅増益に貢献した。併せて、想定為替レートを円安方向に見直し、通期の同利益を従来予想の640億円→760億円に18.8%上方修正した。従来の5.1%減益予想から一転して12.6%増益見通しとなった。

■オムロン <6645>  5,550円  +340 円 (+6.5%)  11:30現在
 27日、オムロン <6645> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.34%にあたる500万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は17年7月28日から18年7月27日まで。同時に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比79.6%増の217億円に拡大したことも支援材料となった。主力の制御機器事業が好調だった。

■東洋鋼鈑 <5453>  474円  +28 円 (+6.3%)  11:30現在
 東洋鋼鈑<5453>が買い人気を集め大幅高、3月2日につけた年初来高値489円を一気に更新した。同社は27日取引終了後、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表。売上高は300億9200万円(前年同期比2.7%減)と減収ながら、営業利益は16億4400万円(同4.6倍)、最終損益は7億200万円の黒字(前年同期1億9200万円の赤字)と高水準の伸びを示した。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期最終利益11億円(前期比4倍)に対する進捗率は63.8%に達しており増額修正期待が高まっている。

■小糸製作所 <7276>  6,380円  +350 円 (+5.8%)  11:30現在
 小糸製作所 <7276> が3連騰し、上場来高値を更新した。同社は27日に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比45.3%増の244億円に拡大して着地したことが買い材料視された。国内や中国などで自動車用LEDヘッドランプの販売が拡大したことが寄与。合理化の進展や円安による為替差損の解消も大幅増益の要因となった。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の930億円→990億円に6.5%上方修正。従来の2.5%減益予想から一転して3.8%増益を見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■ポーラHD <4927>  3,080円  +146 円 (+5.0%)  11:30現在
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927>は続伸。27日取引終了後、17年12月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は2330億円から2360億円(前期比8.0%増)へ見直したほか、営業利益は335億円から365億円(同35.6%増)へ、最終利益は215億円から238億円(同36.4%増)へ修正した。「ポーラ」ブランドの新商品販売が好調だったほか、インバウンド関連の売り上げなどが伸びた。さらに、増収効果に加え原価率の改善や販管費抑制が効き、利益を押し上げている。

■JCRファーマ <4552>  3,040円  +100 円 (+3.4%)  11:30現在
 27日、JCRファーマ <4552> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比67.9%増の6.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力製品である成長ホルモン製剤「グロウジェクト」、腎性貧血治療薬「エポエチンアルファ」、再生医療等製品「テムセル」の販売がいずれも伸長し、15.4%の大幅増収を達成したことが寄与。

■愛三工業 <7283>  976円  +30 円 (+3.2%)  11:30現在
 電子制御燃料噴射装置など自動車部品メーカーの愛三工業<7283>は大幅反発。同社は27日取引終了後、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表した。売上高は533億5400万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は24億4100万円(同28.2%増)、最終利益は17億7600万円(同2.2倍)だった。地域別で、日本の売上高は、販売量増加により244億3300万円(前年同期比3.9%増)となった。営業利益は、販売量の増加および収益改善活動による効果などにより1億3300万円(前年同期は営業損失5500万円)と黒字転換した。一方、アジアの売上高は、為替による影響があったものの、販売量の増加により200億1400万円(前年同期比10.2%増)となった。営業利益は、販売量の増加および収益改善活動による効果などにより15億8800万円(同14.8%増)となった。そのほか、米州売上高は、95億6300万円(同5.0%減)、欧州売上高は、40億8100万(同8.0%増)となった。業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高2050億円(前期比0.6%増)、営業利益88億円(同7.8%増)、最終利益56億円(同24.3%増)を見込んでいる。

■三井住友トラ <8309>  4,060円  +105 円 (+2.7%)  11:30現在
 27日、三井住友トラスト・ホールディングス <8309> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.52%にあたる200万株(金額で90億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月28日から8月31日まで。同時に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比25.8%増の614億円で着地したことも支援材料となった。

■ダイトーケミックス <4366>  623円  +100 円 (+19.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 27日、ダイトーケミックス <4366> [東証2]が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比26.3%増の4.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。半導体用感光性材料や液晶パネル材料などの受注獲得に注力し、増収を確保。コスト削減を進めたことも利益拡大につながった。上期計画の2.5億円を既に80.8%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■プラマテルズ <2714>  707円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 プラマテルズ <2714> [JQ] が一時ストップ高まで上昇し、年初来高値を更新。株価は2006年5月以来、11年2ヵ月ぶりに700円台を回復した。27日に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)決算を評価する買いが向かったようだ。第1四半期の連結経常利益は前年同期比2.6倍の2.8億円に急拡大して着地。エアコン・冷蔵庫などの家電製品向けやおむつ用衛生材料向けの合成樹脂原料の販売が伸び、15.1%の大幅増収を達成したことが寄与。

●ストップ高銘柄
 ピーエイ <4766>  296円  +80 円 (+37.0%) ストップ高   11:30現在
 図研エルミック <4770>  676円  +100 円 (+17.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 山加電業 <1789>  690円  -150 円 (-17.9%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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