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【市況】東京株式(大引け)=94円高、米株高と円安好感で4日ぶり反発

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で日経平均株価は2万円台を回復した。ただ、寄り後は戻り売りを浴びて上値も重くなり、上げ幅は限定的だった。

 大引けの日経平均株価は前日比94円96銭高の2万50円16銭と4日ぶり反発。東証1部の売買高概算は17億2777万株、売買代金概算は2兆1965億6000万円。値上がり銘柄数は952、対して値下がり銘柄数は939、変わらずは133銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウが100ドル高と反発、外国為替市場では一時1ドル=112円台に入る円安で、リスク選好の流れとなった。ただ、寄り後は上値が重く、前場中盤からは漸次上げ幅を縮小する展開となった。きょうの米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑もあり、買いが手控えられた。個別には本格化する企業の4~6月期決算を絡め、明暗を分ける銘柄が相次いだ。主力株は総じて買われたものの、中小型株のなかには利益確定売りに軟化する銘柄も多く、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗している。売買代金は活況の目安とされる2兆円台を4日ぶりに上回った。

 個別では、任天堂<7974>が反発。トヨタ自動車<7203>、ファナック<6954>も買われた。コマツ<6301>、ソニー<6758>なども堅調。協栄産業<6973>が連日のストップ高と気を吐いたほか、新日本理化<4406>も値幅制限上限に買われた。オハラ<5218>も大幅高、東芝<6502>も物色人気となった。このほか、日新電機<6641>、戸田工業<4100>も値を飛ばしている。

 半面、シマノ<7309>が急落、信越化学工業<4063>も朝高後安くなった。キーエンス<6861>、が値を下げ、日本電産<6594>、花王<4452>も軟調。KOA<6999>、enish<3667>が大幅安、富士通ゼネラル<6755>も大きく値を下げた。山一電機<6941>、フォーカスシステムズ<4662>、GMOクラウド<3788>なども下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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