市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:GMOクラウ、gumi、信越ポリ

GMOクラウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■GMOクラウド <3788>  4,320円  +380 円 (+9.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 GMOクラウド<3788>が3連騰となっている。24日の取引終了後に提出された大量保有報告書で、ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークスの保有比率が5.43%となり、新たに5%を超えたことが判明したことから、需給思惑が働いているようだ。なお、報告義務発生日は7月14日。また、保有目的は純投資としている。

■gumi <3903>  1,576円  +74 円 (+4.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 gumi<3903>が3日続伸となっている。同社は24日、今月19日にサービスを開始したスマートフォン向けゲームアプリ「スマッシュ&マジック」が300万ダウンロードを突破したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。また、同日には、ギークス(東京都渋谷区)が制作し、gumiと国内パブリッシング契約を結んでいるゲームアプリ「カクテル王子(プリンス)」の配信が開始されたことも明らかにしている。

■信越ポリマー <7970>  990円  +35 円 (+3.7%)  11:30現在
 信越ポリマー <7970> が4日続伸し、年初来高値を連日で更新した。同社は24日に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比54.3%増の18.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。半導体ウエハー搬送容器や車載用タッチスイッチが好調だったほか、液晶接続用コネクターの販売も伸びた。円安による採算改善や為替差損益の改善も増益に大きく貢献した。併せて、非開示だった通期の同利益は前期比14.6%増の68億円に伸びる見しを示した。また、今期の年間配当を12円(前年同期は12円)実施する方針とした。

■イオンFS <8570>  2,360円  +73 円 (+3.2%)  11:30現在
 イオンフィナンシャルサービス<8570>が反発。みずほ証券は24日、同社株の投資判断を新規「買い」でカバレッジを開始した。目標株価は2700円としている。イオン<8267>グループの強力なネットワークをバックグラウンドとするが、電子マネーのWAON(運営はイオン本体)やイオン銀行などとのシナジーにより、「イオン系列店舗でお得」以上の競争優位性を持つ、と指摘。また、アジアの新興国(タイ、マレーシアなど)での利益成長の貢献もあり、金融サービスセクターにおいて高い安定成長力があるとみている。18年3月期の連結純利益は前期比6%増の419億円と会社計画(400億円)に対し増額修正を見込むほか、19年3月期は同452億円と連続増益を予想している。

■ツガミ <6101>  906円  +27 円 (+3.1%)  11:30現在
 ツガミ<6101>が4日続伸で約2カ月ぶりに900円台を回復、設備投資関連株に物色の矛先が向かうなか、同社株にも根強い買いが続いている。中国市場ではスマートフォン製造工場向けに組み立て関連の設備投資需要が旺盛、安川電機<6506>の通期業績予想の大幅上方修正が市場にインパクトを与え、その物色人気が横に広がっている。そのなか、工作機械業界は中国スマホ向けやインドの自動車関連の投資案件などで好収益環境を享受しており、6月の工作機械受注額は前年同期比31%増の1430億円と7カ月連続で前年同月を上回っている。ツガミは28日に決算発表を控えるが、好決算を先取りする買いを呼び込んでいる形だ。

■安川電機 <6506>  2,931円  +87 円 (+3.1%)  11:30現在
 安川電機<6506>が4日続伸。前週末に通期業績予想の大幅増額を受け256円高と急伸、その後も大きく開けたマドを埋める気配もなく上値追い態勢を継続している。産業用ロボットで世界屈指の実力を持ち、世界的な設備投資需要の拡大を背景に追い風が強い。市場では「設備投資は自動化ニーズが中心。特に中国ではスマートフォン製造工場で使われる産業用ロボットやコントロール機器が好調で同社業績の押し上げ役となっている」(国内中堅証券)と指摘する。第1四半期時点で通期見通しを大きく見直したことは株式市場にも強いインパクトを与え、他の設備投資関連株の株価も軒並み刺激される格好となっている。

■ニトリホールディングス <9843>  15,340円  +380 円 (+2.5%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>が続伸。24日の取引終了後に発表した7月度(6月21日~7月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比9.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。7月上旬から全国各地で真夏日が続いたことで、接触冷感機能を持つ「Nクール」シリーズが好調に推移した。なかでも敷パッド・肌布団・タオルケットなどの寝装品およびラグ・マットが大きく牽引した。また、家具ではリクライニングソファやソファベッド、自社開発商品のマットレス「Nスリープ」シリーズが好調だった。出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

■コーテクHD <3635>  2,233円  +51 円 (+2.3%)  11:30現在
 コーエーテクモホールディングス<3635>が続急伸、底値ボックス圏の上限ラインである2200円近辺を上に抜けてきた。同社は24日取引終了後、18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想の修正を発表。最終利益を23億円から31億円(前年同期比18.1%減)に大幅に上方修正した。家庭用ゲームが欧米を中心に好調で収益に寄与したもよう。これをポジティブ視する買いが入った。

■塩野義製薬 <4507>  6,037円  +127 円 (+2.2%)  11:30現在
 塩野義製薬<4507>が反発。24日の取引終了後、同社が創製した新規キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬「S-033188」に関して、リスク要因を持たない健常のインフルエンザ患者を対象とした第3相臨床試験で主要目的を達成したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。試験によると、インフルエンザ症状の罹病期間において、プラセボに対する優越性を示し、タミフルと同程度の短縮効果を示したという。また、投薬時点からのウイルス力価(感染性を有するインフルエンザウイルス粒子の指標)の変化量やウイルス排出期間では、プラセボやタミフルに対して優越性を示したほか、安全性についてはタミフルと比較して有意に低い副作用発現率を示したとしており、上市への期待が高まっているようだ。

■ナガワ <9663>  4,110円  +85 円 (+2.1%)  11:30現在
 ナガワ<9663>が続伸。24日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高57億1300万円(前年同期比5.5%増)、営業利益7億3200万円(同75.2%増)、純利益5億100万円(同72.1%増)と大幅増益で着地したことが好感されている。ユニットハウス事業で、期初からの中古販売キャンペーンの効果が表れたほか、建設現場向けレンタルも好緒に推移した。また、建設機械レンタル事業は、北海道の台風被害復旧工事向け需要が伸びたことに加えて、適正投資や好採算機種の投入で粗利率の改善が顕著で、利益の向上につながった。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高290億円(前期比7.2%増)、営業利益44億円(同8.3%増)、純利益27億5000万円(同3.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■田辺三菱製薬 <4508>  2,694円  +44 円 (+1.7%)  11:30現在
 田辺三菱製薬<4508>が反発し年初来高値更新。同社は24日取引終了後、パーキンソン病治療薬の開発に強みを持つバイオベンチャー、イスラエル・ニューロダームの買収手続きを開始すると発表、これを材料視する形で物色資金が流入している。買収総額は約1241億円となる予定だが、この買収を機に田辺三菱は海外での自社開発製品の販売に注力して収益力を高める構えにあり、業容拡大への期待が膨らんでいる。

■キリンホールディングス <2503>  2,456.5円  +21 円 (+0.9%)  11:30現在
 キリンホールディングス<2503>が8日続伸。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、営業利益が550億円(前年同期比6.5%減)の減益予想から一転して790億円(同34.3%増)に上振れ、同期間として過去最高益になったようだと発表したことが好感されている。第2四半期以降、ブラジルキリン社が連結除外となった影響などで売上高は1兆100億円から9600億円(前年同期比4.8%減)へ下振れたが、営業損失を計画していたブラジルキリン社の除外で利益は押し上げられたという。また、各事業会社における、販売費をはじめとする経費の時期ズレも貢献した。

■トヨタ自動車 <7203>  6,110円  +31 円 (+0.5%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が高く、業種別騰落率でも値上がり率トップに買われている。ここ最近の円高進行で輸出株セクターには向かい風が意識され、特に為替感応度の高い自動車セクターは軟調な展開を強いられていた。直近は1ドル=111円台前半にドルが買い戻されたことで、トヨタをはじめ大手自動車株にはショートカバーが入った。トヨタの今期想定為替レートは1ドル=105円と実勢よりはかなり円高に設定されており、収益面では浮揚効果が見込まれる。

■昭和電工 <4004>  2,970円  -170 円 (-5.4%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 昭和電工<4004>が反落。24日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、最終利益を250億円から210億円(前期比70.7%増)へ下方修正したことが嫌気されている。インドネシアの持ち分法適用会社インドネシア・ケミカル・アルミナ社の業績悪化と、それに伴う出資分の引き揚げで、持ち分法投資損失約100億円や特別損失約67億円を計上することが要因としている。なお、石油化学セグメントにおいて、堅調な東アジア需給を背景に製品市況が好調に推移したことに加えて、エレクトロ二クスセグメントでハードディスクの出荷が堅調に推移したことなどから、売上高は7450億円から7620億円(同13.5%増)へ、営業利益は545億円から600億円(同42.7%増)へ上方修正した。

●ストップ高銘柄
 パルステック工業 <6894>  240円  +50 円 (+26.3%) ストップ高   11:30現在
 シンワアート <2437>  738円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均