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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:正栄食、ユナイテッド、gumi

正栄食 <日足> 「株探」多機能チャートより
■正栄食品工業 <8079>  4,315円  +515 円 (+13.6%)  11:30現在
 21日、東証が正栄食品工業 <8079> [東証2]を28日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受けて、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ユナイテッド <2497>  3,235円  +175 円 (+5.7%)  11:30現在
 ユナイテッド<2497>が急騰。個人間の物品売買を仲介するフリーマーケットのメルカリが「東証に上場申請した」と22日、複数のメディアが報道した。これを受け、同社と資本業務提携し、メルカリ関連株として市場の注目を集めているUNITEDに買いが集まっている。

■gumi <3903>  1,500円  +80 円 (+5.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 gumi<3903>が続伸している。同社は21日、7月18日に事前登録を開始したスマートフォン向けゲームアプリ「セレンシアサーガ:ドラゴンネスト(セレサガ)」の事前登録者数が5万人を突破したと発表。また、同日には、ギークス(東京都渋谷区)が制作し、gumiと国内パブリッシング契約を結んでいるゲームアプリ「カクテル王子(プリンス)」の事前登録者数が15万人を突破したことも明らかにしており、これらが買い手掛かりとなっているようだ。

■ベル24HD <6183>  1,229円  +50 円 (+4.2%)  11:30現在
 ベルシステム24ホールディングス<6183>は堅調で年初来高値を更新している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を1400円から1600円へ引き上げたことが好材料視されている。今期の大幅増益転換と人手不足を追い風にした売り上げ拡大による利益成長が期待できると指摘。また、18年2月期営業利益予想を、価格適正化による収益性改善や旧BBコールの寄与で95億円から98億円(会社計画93億円)に引き上げたほか、19年2月期予想も同103億円から112億円へ引き上げている。

■ソラスト <6197>  1,584円  +46 円 (+3.0%)  11:30現在
 ソラスト<6197>が3日続伸。21日の取引終了後に発表した6月の介護サービス利用状況で、訪問介護利用者数が前年同月比24.7%増、デイサービスが同19.4%増となり、ともに2ケタ増を維持したことが好感されている。また、月末時点での入居率はグループホームが98.6%、有料老人ホームが98.7%、サービス付き高齢者向け住宅が94.0%となっており、高水準で推移していることも好材料視されているようだ。

■ブロッコリー <2706>  1,079円  +24 円 (+2.3%)  11:30現在
 ブロッコリー<2706>とKLab<3656>がともに続伸している。21日、両社が共同開発し、今夏に配信を予定しいるスマートフォン向けリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の事前登録者数が100万人を突破したと発表しており、これを好感した買いが入っている。公式ツイッターアカウントとLINE公式アカウントでの事前登録者数が合計で100万人を突破したという。なお、事前登録では、サービス開始時に「好きなアイドルを選べるUR確定チケット」やゲーム内で使用する「プリズム」をプレゼントする特典を設けており、これが人気の要因となっているようだ。

■テクマトリックス <3762>  1,861円  +30 円 (+1.6%)  11:30現在
 テクマトリックス<3762>に注目したい。同社は情報インフラ構築とアプリケーション開発が主力。特に、医療情報クラウドサービス「NOBORI」などの成長が大きい。同サービスは、レントゲンやCT画像などの医療情報データを外部データセンターで管理するサービス。また子会社では、遠隔画像診断のインフラ提供も行っている。18年3月期の連結経常利益は前期比35%増の22億円と最高益の見通しだ。医療ICT(情報技術)関連銘柄として同社の評価は高い。今3月期配当も前期比3円増の18円の見通し。高成長性評価で株価は2000円乗せからの一段高が見込める。(地和)

■マルコ <9980>  519円  +7 円 (+1.4%)  11:30現在
 マルコ<9980>は前週末終値の512円を挟んで小幅な値動き。東証が21日、マルコ株について24日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除すると発表した。日証金も同日から、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表した。信用取引の規制解除に伴って、売買の自由度が回復するとの見方があるなかで、きょうは売り買いが拮抗しているようだ。

■カゴメ <2811>  3,405円  +25 円 (+0.7%)  11:30現在
 21日、カゴメ <2811> が17年12月期の連結経常利益を従来予想の119億円→130億円に9.2%上方修正。増益率が5.2%増→14.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。スムージータイプの野菜ジュースや機能性表示食品のトマトジュースの販売が想定より伸びることが寄与。販売促進費の抑制など収益構造改革の進展も利益上振れに貢献する。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の27円→28円(前期は24.5円)に増額修正したことも支援材料となった。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,285円  +61 円 (+0.7%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が反発。7月中旬以降は13週移動平均線をサポートラインにじりじりと水準を切り上げ、前週末こそ6日ぶりに反落したものの、きょうは全般下げ相場のなか利益確定売りをこなし買い優勢の展開となっている。同社傘下の米スプリントが米CATV大手のコムキャストおよびチャーター・コミュニケーションズ2社との提携交渉に入ったことが、22日付の日本経済新聞などで報じられており、この異業種提携の動きがポジティブにとらえられているもよう。個人投資家資金も絡め物色人気は旺盛であり、売買代金も任天堂<7974>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>に次ぐ3位に食い込んでいる(10時30分現在)。

■千趣会 <8165>  736円  -63 円 (-7.9%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 21日、千趣会 <8165> が17年12月期の連結最終損益を従来予想の10億円の黒字→104億円の赤字(前期は14.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが売り材料視された。主力の通信販売事業の業績不振で、売上が計画を下回ることが響く。通信販売事業にかかる固定資産の減損損失44億円を計上したほか、繰延税金資産の一部を取り崩したことも赤字転落の要因となった。業績悪化に伴い、今期の年間配当を8円→無配転落(前期は8円)としたことも売りに拍車を掛けた。

■ドリコム <3793>  1,897円  -147 円 (-7.2%)  11:30現在
 ドリコム<3793>が大幅反落。前週末21日の取引終了後、集計中の第1四半期(4~6月)連結業績について、営業損益が従来予想の1億円の赤字から3400万円の黒字(前年同期比85.4%減)へ、最終損益が1億円の赤字から400万円の赤字(前年同期1億1500万円の黒字)へ上振れたようだと発表したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。第1四半期に費用計上を想定していた7月初旬リリースの新規ゲームアプリの開発費用が、第2四半期での計上となったほか、広告宣伝費を調整したことが寄与したという。ただ、先述のリリース時期変更の結果、売上高は従来予想の27億5000万円に対して25億7000万円(前年同期比46.9%増)へ下振れたようだとしており、これを警戒する向きもあるようだ。

■東京製鐵 <5423>  919円  -41 円 (-4.3%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 東京製鉄<5423>は反落。同社は21日取引終了後、18年3月期の第1四半期(4~6月)単体決算を発表した。売上高は398億8100万円(前年同期比38.6%増)、営業利益は46億4000万円(同79.5%増)、最終利益は43億1500万円(同76.4%増)だった。大幅増益を達成したものの、きょうは全体相場の軟調地合いに押される推移となっているようだ。4~6月期は、国内鋼材需要が想定を超えて推移するなか、製品販売数量は期初の見通しを上回った。製品出荷単価が概ね想定どおりであった一方、主原料の鉄スクラップについては、中国政府が主導する鉄鋼生産設備の廃却により余剰感が強まるとの思惑から、市況が軟調となり、購入単価は計画を下回った。加えて、生産数量の増加によるコストダウン効果などもあったことから大幅増益につながった。なお、業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高1470億円(前期比20.7%増)、営業利益130億円(同23.6%増)、最終利益120億円(同7.7%増)を見込んでいる。

■任天堂 <7974>  36,300円  -920 円 (-2.5%)  11:30現在
 任天堂<7974>は3日続落、ここ利益確定売りと押し目買いを交錯させていたが、足もとは25日移動平均線を下に放れる兆候があり警戒感が強まっている。売買代金はきょうもトップでマーケットの注目度は高い。「ニンテンドースイッチ」の販売絶好調で増産期待などから株価も強調展開を続けてきたものの、目先は為替が111円を割り込む円高に振れており、輸出株全般に対する売り圧力を同社株も受けている。PERが100倍近辺で株価指標面からは割高感が強いことで、モメンタム相場が一服するとリスク警戒感から売りが出やすい側面もある。

■三菱UFJ <8306>  703.8円  -9.8 円 (-1.4%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが売られている。前週末の米国株市場では、米10年債利回りや米30年債利回りなどが低下したことを嫌気してゴールドマン・サックスやシティグループ、JPモルガンなど金融株が軟調で全体相場の足を引っ張った。米10年債利回りは、2.23%台に売られ、約3週間ぶりの低い水準。東京市場でも三菱UFJなどメガバンクは、米国事業における収益機会の低減を嫌気するかたちで売りが先行している。また、第一生命ホールディングス<8750>やT&Dホールディングス<8795>などの生保株も同様の理由で売りに押されている。

■ ソーバル <2186>  2,100円  +400 円 (+23.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 21日、ソーバル <2186> [JQ]が8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。また、株式分割に伴い、年間配当を従来計画の45円→36円(前期は42円)に実質6.7%の増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

●ストップ高銘柄
 シンワアート <2437>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ファステップス <2338>  757円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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