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【市況】今週の【JASDAQ市場】7月18日~21日『週明けは軟調も、週末にかけて続伸』

ジャスダック <日足> 「株探」多機能チャートより

【続落、ビーマップがストップ高で上昇率トップ】18日(火)

■概況■3287.33、-8.16
18日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が続落、J-Stock Indexは反落、JASDAQ-TOP20が続伸となった。値上がり数は251、値下がり数は390、変わらずは69。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。しかし、買いが続かず寄り付き直後を高値に前日終値水準での推移に。その後は、日経平均の下落に伴ってJASDAQ平均も下げ幅を広げ、終日軟調な値動きとなった。


◆注目銘柄◆
ビーマップ<4316>がストップ高で上昇率トップ。同社(34%出資)、ジェイアール東日本企画(33%)、Y&N Brothers(33%)と共同で新会社MMSマーケティングを7月25日に設立(予定)すると発表し、後場に急騰する展開。買取王国<3181>は、18年2月期の第1四半期の営業利益が前年同期比で7.5倍と急拡大し、上期計画を大きく超過したことが好感された。 IGポート<3791>は、減益予想から一転しての増益着地がサプライズに。シンワアート<2437>は、18年5月期の2桁営業増益計画や連結子会社が7月下旬をめどに海外不動産販売の紹介事業を開始することも支援材料となったようだ。その他、INEST<3390>、アイフリーク<3845>、サンキャピタル<2134>、山加電業<1789>などが上昇率上位にランクイン。

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【反発、終日上げ幅を広げる展開に】19日(水)

■概況■3299.81、+12.48
19日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均とJ-Stock Indexは反発、JASDAQ-TOP20が続伸となった。値上がり数は347、値下がり数は287、変わらずは78。JASDAQ平均は小幅に買い先行で取引を開始。日経平均が狭いレンジ内での値動きとなるなか、JASDAQ平均は終日上げ幅を広げる展開となり、今日の高値圏で取引を終えている。


◆注目銘柄◆
INEST<3390>が上昇率トップ。シンワアートオークション<2437
>は、前日に引き続き18年5月期の2ケタ増益見通しが好感されストップ高に。ビーマップ<4316>は、東証が信用取引に関する臨時措置を強化し、本日売買分から委託保証金率が70%以上(うち現金40%以上)としている。しかし、ジェイアール東日本企画などとの新会社設立が期待材料となっており、本日も物色継続。 チャームケア<6062>は、17年6月期業績の上方修正で関心を集めた。なお、営業利益は7.50億円から8.90億円へと引き上げている。イデアインター<3140>も同様に17年6月期の通期予想を上方修正、営業利益は3.40億円から4.01億円へと引き上げた。また、17年6月末を基準日として1株当たり2.00円の初配を実施することも評価されたようだ。 その他、買取王国<3181>、アジアゲート<1783>、内外テック<3374>、フォーサイド<2330>などが上昇率上位にランクイン。
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【続伸、本日IPOのクロスフォーは堅調な初値形成】20日(木)

■概況■3311.73、+11.92
20日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20は揃って続伸となった。値上がり数は369、値下がり数は255、変わらずは84。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後も上げ幅を広げたが、日銀が金融政策の現状維持を決めるとともに物価目標を先送りしたことが伝わり、後場に日経平均が上げ幅を広げると、JASDAQ平均は大引けにかけて狭いレンジ内でもみ合う展開となった。


◆注目銘柄◆
ワットマン<9927>が上昇率トップ。前日までの買取王国<3181>の急伸なども刺激材料となったようだ。シンワアートオークション<2437>は引き続き今期の業績見通しを好感した買いが続く。ANAP<3189>は、後場にストップ高まで急伸。ビックデータを活用したAI(人工知能)システムの開発に特化した事業を開始するため、子会社ATLABを設立するとの発表が材料視された。 ネクストジェン<3842>やアイレックス<6944>は、次世代の超高速無線通信「第5世代(5G)」で、日・米・欧・中・韓が通信規格を統一するとの報道を背景に、5G関連株として物色を集めた。細谷火工<4274>は、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)か中距離弾道ミサイルの発射を準備している可能性があると米メディアが報じたことが伝わり、防衛関連銘柄の一角として関心。UTグループ<2146>は、野村証券がレーティング「Buy」、目標株価2700円で新規カバレッジを開始したことが買い材料視された。 その他、アルファクス<3814>、五洋インテックス<7519>、マルマン<7834>、ネクストウェア<4814>などが上昇率上位にランクイン。

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【続伸、クロスフォーがストップ高で上昇率トップ】21日(金)

■概況■3326.85、+15.12
21日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20は揃って続伸となった。値上がり数は380、値下がり数は230、変わらずは88。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後もじりじりと上げ幅を広げる展開となり、今日の高値で取引を終える展開となった。


◆注目銘柄◆
クロスフォー<7810>がストップ高で上昇率トップ。20日に新規上場し、公開価格730円を44%上回る1051円で初値を付けた。上場2日目の本日はストップ高水準まで買われる展開。なお、みずほ証券では同社を「ジュエリー業界のイノベーター企業」と紹介している。 本日は安川電機<6506>の好決算を受けて、THK<6481>などFA関連銘柄に物色が向かった。この流れを受けて、売上の約半分がTHK<6481>向けとなっているヒーハイスト<6433>も連れ高の展開、その他には日特エンジニアリング<6145>などにも資金が向かった。 また、8月1日前後の分裂問題を背景に下落していたビットコイン価格が、足元で急反発していることもあり、トレイダーズ<8704>など仮想通貨関連にも関心が再燃した。その他、イデアインター<3140>、東北化学薬品<7446>、太洋工業<6663>、ブロッコリー<2706>などが上昇率上位にランクイン。

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《DM》

 提供:フィスコ

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