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【市況】東京株式(前引け)=円高推移で利益確定売り誘発

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 21日前引けの日経平均株価は前日比51円02銭安の2万93円57銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は7億7211万株、売買代金概算は9695億7000万円。値上がり銘柄数は733、対して値下がり銘柄数は1144、変わらずは146銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、売り優勢の展開。寄り後下げ渋る場面はあったが買いが続かなかった。前日の米国株市場でナスダック指数は10日続伸と最高値圏を走るもののNYダウは反落、外国為替市場でも1ドル=111円台後半の推移と円高含みで手控えムードが広がった。ECB理事会では金融緩和策の現状維持を決定、ドラギ総裁の会見でも金融引き締めに慎重な姿勢がマーケットに伝わったことで、欧米の長期金利は低下傾向となっている。日経平均は前日後場に一段高に買われた反動もあって利益確定売りが出やすい面があった。

 個別では安川電機<6506>が大商いをこなして急騰、三菱電機<6503>、キヤノン<7751>などにも買いが先行している。SMC<6273>が買われ、ファナック<6954>も高い。サカタインクス<4633>が大幅高、ゲンキー<2772>は一時ストップ高に買われた。シンフォニアテクノロジー<6507>、山一電機<6941>なども値を飛ばした。半面、トヨタ自動車<7203>が冴えず、TDK<6762>も売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>などが軟調、国際石油開発帝石<1605>など資源株も値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2017年07月21日 12時02分

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