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【材料】<動意株・19日>(前引け)=東宝、日本アビオニクス、チャームケア

東宝 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東宝<9602>=急反発し年初来高値を更新。同社は18日の取引終了後、18年2月期の連結業績予想について、売上高を2292億円から2353億円(前期比0.7%増)へ、営業利益を409億円から450億円(同10.4%減)へ、純利益を296億円から322億円(同3.2%減)へ上方修正したことが好感されている。第1四半期の映画営業事業で「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」が興行収入67億円を超えてシリーズ記録を更新したほか、「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」も興行収入43億円を超えて新シリーズ新記録となり、主要アニメ作品が2年連続で記録を更新し業績を押し上げたことなどが要因。

 日本アビオニクス<6946>=ストップ高。19日付の日経産業新聞で「金属の温度分布を計測する赤外線サーモグラフィーカメラ技術を開発した」と報じられており、これを好材料視した買いが入っているようだ。記事によると、世界で初めて金属に触れずに温度分布が分かる技術としており、複雑な形状の樹脂加工に使う金型の開発や金属複合材など新素材の開発に役立つという。自動車用の金型やロボットの素材開発、二次電池の材料開発、工場の生産設備の温度監視などに活用できるとしていることから、需要の裾野の広がりが期待されている。

 チャーム・ケア・コーポレーション<6062>=続急伸。同社は18日の取引終了後、集計中の17年6月期の単独業績について、営業利益が7億5000万円から8億9000万円(前の期比2.0倍)へ、純利益が4億2000万円から5億3000万円(同2.2倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。売上高は計画の110億円に対して109億円(同19.1%増)とほぼ計画線で着地したものの、首都圏事業が順調に推移したことが利益を押し上げた。また、前の期から継続して実施している本社経費を中心とした費用削減や、ホーム運営面での人員配置の適正化・業務効率化なども奏功した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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