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【材料】JCRファーマが反発、帝人とヒト歯髄由来幹細胞の共同開発契約を締結

JCRファ <日足> 「株探」多機能チャートより
 JCRファーマ<4552>が反発している。18日の取引終了後、帝人<3401>との間で、日本国内における他家(同種)歯髄由来幹細胞(DPC)を用いた急性期脳梗塞を適応症とする再生医療等製品(開発番号「JTR-161」)の共同開発および実施許諾について契約を締結したと発表しており、将来的な業績への寄与を期待した買いが入っている。

 DPCは、神経保護作用や免疫調整作用、血管新生作用などがあることが示唆される一方、体内に投与しても拒絶反応が起こりにくいとされることから、さまざまな疾患に対する治療薬への応用が期待されているもの。今回の契約締結は再生医療領域の拡充を目指したもので、JCRは治験製品の製造などを行うほか、帝人は非臨床試験および臨床試験の実施や承認申請などを担当。また、製造販売承認取得の際には、JCRが製品の製造と供給、帝人が日本国内における販売を担当するとしており、これに伴いJCRは、帝人から共同開発契約および実施許諾契約に基づく一時金や、マイルストンおよびロイヤルティーを受け取る権利を取得することになる。なお、両社では、18年度内には、急性期脳梗塞を適応症とした臨床開発を開始する計画としている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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