市場ニュース

戻る
 

【注目】前週末14日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

東芝 <日足> 「株探」多機能チャートより

■東芝 <6502>  231.6円 (-10.8円、-4.5%)

 東芝 <6502> が続落。8月1日に東証2部へ降格することによるインデックスファンドからの売りが懸念されているほか、17年3月期の有価証券報告書に対して監査法人から適正意見が得られるか、どうかも不安材料となった。さらに米ウエスタンデジタル(WD)社との訴訟に絡み米カリフォルニア州の裁判所は14日に初審問を開き、早ければ同日中に裁判所の判断が示される可能性があるだけに、その結果が警戒された。

■富士通ゼ <6755>  2,558円 (-48円、-1.8%)

 富士通ゼネラル <6755> が反落。SMBC日興証券が13日付で投資評価を「1」から「2」としたことが弱材料視されたようだ。同証券では、エアコン専業メーカーとして経営資源を集中投下してきたことで、業界平均を上回る成長を実現できる土台が出来つつあるとの見方は不変だが、短期的には部材価格の高騰などが従来想定以上に逆風となると判断したという。なお、目標株価は2600円から2700円に引き上げている。

■サカタタネ <1377>  3,500円 (-50円、-1.4%)

 サカタのタネ <1377> が3日ぶり反落。同社は13日取引終了後、18年5月期の連結業績予想を発表したが、売上高は620億円(前期比0.3%増)と微増を確保する見通しながら、営業利益は67億円(同13.0%減)と2ケタ減益を見込んでおり、これが嫌気された。高品質で独自性の高い種苗を継続的に創出するための研究開発を強化するほか、国際企業としての体制強化や生産・技術体制構築に伴うコストが、利益の押し下げ要因となる。なお、17年5月期は海外で新興国を中心に野菜種子や花種子の市場が拡大傾向を続けており、売上高618億4400万円(前の期比5.2%増)、営業利益77億200万円(同5.3%増)と好調だった。

※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均