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【材料】住友鉱が3日続伸、リチウムイオン二次電池の再資源化で日本初の実用化に成功

住友鉱 <日足> 「株探」多機能チャートより
 住友金属鉱山<5713>が3日続伸。午前11時ごろ、熱処理などであらかじめ無害化された使用済みリチウムイオン二次電池や、リチウムイオン二次電池の製造過程で発生する中間物から銅やニッケルを回収し、これらを再資源化することを日本で初めて実用化したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 リチウムイオン二次電池はニッケル水素電池と比較すると有価金属の含有量が低く、再資源化の採算性が悪いため、経済的に有価物を回収することが困難だったが、同社では東予工場(愛媛県西条市)の乾式銅製錬工程とニッケル工場(愛媛県新居浜市)の湿式ニッケル製錬工程を組み合わせた処理フローを確立し、原料中の不純物濃度を的確に管理することで国内で唯一、銅およびニッケルを回収することに成功したという。これにより、日本で初めて廃リチウムイオン二次電池からの「電池to電池」の再資源化を実現したとしており、資源循環の推進強化につながると期待されている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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