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【材料】ベルシステム24ホールディングス--- 1Qはアウトソーシング需要が高まり増収

ベル24HD <日足> 「株探」多機能チャートより

ベルシステム24ホールディングス<6183>は12日、2018年2月期第1四半期(2017年3月~2018年5月)連結決算を発表した。売上収益が前年同期比6.7%増の285.61億円、営業利益が同1.8%減の22.51億円、税引前利益が同7.5%減の19.16億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同8.6%減の12.20億円となった。

次世代コンタクトセンターのあり方を見据えて更なる長期的な成長を目指し、2020年2月期までの指針として中期経営計画を策定し実行している。具体的には受託業務拡大に備えた大型優良拠点の確保に引き続き注力している。今年6月には北海道内5か所目の拠点を札幌市に開設し、同社グループのコールセンター拠点数は国内最大級の31拠点まで増強している。

CRM事業に関しては伊藤忠商事<8001>との協業強化によるシナジー効果等、既存継続案件の売上が拡大し、前年同期比で増収となった。一方、利益面では、価格転嫁が今後徐々に積みあがる見通しである一方で、昨年同期になかった社会保険料や、直接雇用、派遣社員ともに時間当たり単価上昇による人件費の増加傾向が続いていることに加え、拠点拡大に伴う先行経費の支出等により、第1四半期はコストが増加している。

2018年2月期通期の業績予想は、売上収益が前期比6.6%増の1161.00億円、営業利益が同13.8%増の93.00億円、税引前利益が同15.5%増の83.10億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同23.4%増の53.10億円とする期初計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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