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【材料】ヒューマンホールディングス---国際人教育、ロボット教室が好調。通期増収増益の見通し

ヒューマン <日足> 「株探」多機能チャートより

ヒューマンホールディングス<2415>は、人材関連事業、教育事業、介護事業などを展開。教育事業を中心としたコングロマリット経営が強み。

平成29年3月期決算では、主軸の人材関連事業で幅広い業種で人材需要が好調に推移。外国人ITエンジニアの常用雇用による人材派遣サービス拡大もあり契約件数が増加。教育事業では社会人教育事業の主要講座である日本語教師養成講座・ネイル講座の新規契約が順調に増加。全日制教育事業の在籍学生数が微減したものの、保育事業、児童教育事業、国際人教育事業が順調に推移。特に児童教育事業におけるロボット教室のフランチャイズ加盟教室数が1,000教室を突破。売上744.2億(前期比7.7%増)、営業利益18.5億(前期比1.9%減)、経常利益19.7億(前期比6.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10.0億(前期比5.7%減)。積極的な受講生獲得に向けたプロモーション費用増加と校舎移転費用増加が減収の要因。

平成30年3月決算の見通しは人材関連事業、教育事業、介護事業において増収増益を見込む。教育事業における国際人教育事業では国内トップクラスの規模を誇る日本語学校の生徒数が引き続き伸長。児童教育事業では文部科学省公表の理工系人材育成戦略に合致した教室に注力。人気を集めるロボット教室はフランチャイズ加盟教室数1,500教室、生徒数20,000名を見込む。

平成30年3月期決算は売上815.9億(前期比9.6%増)、営業利益22.9億(前期比23.9%増)、経常利益23.3億(前期比18.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14.3億(前期比43.0%増)を見込む。

《TN》

 提供:フィスコ

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