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【材料】細田工務店 --- 中期経営計画の不動産事業にて売上計画を上方修正

細田工務 <日足> 「株探」多機能チャートより

細田工務店<1906>は、木造住宅に特化した高品質住宅を提供。用地取得から設計・施行・販売・アフターメンテナンスまで行う自社一貫体制と東京杉並区・世田谷区、神奈川・千葉を基盤に地域に根付いたエリア戦略が強み。

建設事業は主力法人受注が安定的に推移。資材価格の高騰や労務確保の課題に対して、受注件数と施工量の確保により利益率改善に注力。個人受注ではエコサーマル(高気密・高断熱仕様)を採用したモデルハウスを京王井の頭線浜田山駅の最寄りにオープン。受注単価と契約率向上に寄与。リフォーム受注では「家と暮らしの相談所」4店舗目をJR西荻窪駅前にオープンし地域に密着した営業展開。
不動産事業は事業エリアを厳選しながら分譲事業を推進。戸建分譲事業では用地取得から商品企画、設計・施行、販売までの期間の短縮化により在庫回転率を高め、用地価格の高騰リスクに対応。

昨年第二次中期経営計画発表。当初不動産事業売上を90億と発表したが、分譲事業の強化と買取再販事業への取組から不動産事業売上を120億へ上方修正。資本業務提携した伯東株式会社<7433>との資材購買を協働することで建築コストの削減、外部環境に影響されにくい企業体質の構築を目指す。

平成30年3月期決算は売上221.24億(前期比12.6%増)、営業利益5.54億(前期比14.8%増)、経常利益2.94億(前期比23.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2.38億(前期比0.8%減)を見込む。

《TN》

 提供:フィスコ

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