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【経済】日経平均続伸 個別材料株に物色の矛先

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

■本日の日経平均株価終値

2万0195円48銭 前日比+114円50銭

□その他の指数
・TOPIX      1627.14 前日比+11.66
・東証2部指数   6185.72 前日比+5.89
・東証マザーズ  1185.77前日比+10.88
・東証ジャスダック3290.59 前日比+10.15
本日の日経平均株価は続伸。前日小幅安だった米国株の流れを受け日本株も寄り付きこそ反落となったもののその後はハイテク関連や値嵩株の一角が指数を牽引、プラス圏に切り返しました。ただFRB議長による議会証言を控えた様子見ムードも散見され積極的に上値を追う展開とはなりませんでした。業種別では空運、情報・通信、繊維などが値上がり率上位につけた一方下落は33業種中水産、金融、ガスの3業種のみとなっています。個別では日本での高感度抗体検査法に関する特許成立が伝わったメディネットやJ3DDによる車載投影部材の事業化に関する報道があった岡本硝子などがストップ高。東証1部の売買代金は2兆673億円です。

■日経平均のテクニカル分析

日経平均株価は続伸しました。ボリンジャーバンドでは終値で+1σを突破した他、一目均衡表ではローソク足の実線が雲の上、転換線が基準線を抜いており、遅行線も6月6日のローソク足を突破、完全に『三役好転』のサインとなりました。これは強い上昇トレンドのきっかけを表しています。

■今日動いた注目の銘柄群

<6205>OKK
スマートフォン市場の拡大が続く中国向け半導体や、自動車・建機関連の需要回復などによって18年3月期は12億円の営業利益を見込んでいます。低位株物色の流れから好業績かつ低PBRの同社に投機資金が流入、一時前日比6%を超える上昇となりました。
<3825>REMIX
子会社のビットポイントジャパンが中国の大手総合金融会社「仁和智本有限公司」と中国仮想通貨取引所「浙江文智有限公司」を支援する合弁会社を杭州に設立、中国で仮想通貨交換業へ本格参入すると伝わり後場一時ストップ高をつけています。
<7746>岡本硝子
持分法適用関連会社JAPAN3DDEVICEが自動車のフロントガラスに速度計やナビゲーション表示を映し出すヘッドアップディスプレー用部材で早期の量産を目指しているとの報道がありストップ高、前日比で27%超の大幅上昇となりました。
<5817>JMACS
特殊加工されたAIプレートを用い、空間に結像されたメニュー画面を空中で操作することが可能なタッチレスディスプレーシステム「非接触サイネージシステム」製品ページを公開、買い材料視されストップ高買い気配。当システムは病院の受付や銀行のATM、アミューズメント施設の案内などに利用可能とされています。
<4243>ニックス
強い毒を持つ南米原産のヒアリが話題となる中、10日には愛知県春日井市で、11日には新潟県長岡市でもヒアリの疑いがあるアリが見つかったことが報じられており防虫・殺虫製品を手掛ける銘柄に再び物色が向かっています。本日は一時1642円まで買われる場面も。


【ニュース提供・エムトレ】

《FA》

 提供:フィスコ

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