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【市況】国内大手証券、投信の資金流出収まればJ-REITの上昇余地は大と

 SMBC日興証券は10日、下落傾向が続くJ-REITに関して「投信からの資金流出問題が解決されればアップサイドは大きい」と指摘した。6月末の東証REIT指数は3月末との比較で4.6%下落。同期間中の都心部オフィス空室率は低位安定し、同期間中に決算発表したREITの業績は堅調だった。ただ、その一方、将来の国内長期金利上昇リスクやオフィス市況の悪化リスクが意識されたほか、4月以降のJ-REIT特化型投信からの継続的な資金流出超過が市場低迷の要因とみている。

 同証券ではJ-REITを取り巻くファンダメンタルズ環境は良好とし、現状の東証REIT指数の割安感は大きいとみている。今後、1~3カ月の短期見通しに関しては需給動向の影響が大きいとし、J-REIT特化型投信からの資金流出超過の傾向が止まるかがカギとなるとみている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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