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【材料】<注目銘柄>=大阪ソーダ、機能化学品の好調で過去最高益更新予想

大阪ソーダ <日足> 「株探」多機能チャートより
 基礎化学品から機能化学品、医薬品関連へと展開している大阪ソーダ<4046>に注目。同社は18年3月期の連結業績を、売上高1000億円(前期比6.9%増)、経常利益70億円(同7.1%増)と予想し、過去最高益を更新する見通しだ。

 収益性の高い機能化学品は、エピクロルヒドリンゴム、ダップ樹脂、アリルエーテル類など主力製品のシェア拡大に向け海外を中心とした営業体制の強化を図る一方、アクリルゴムおよび新規アリル樹脂をはじめとする新製品上市への取り組みを加速する。

 ヘルスケア関連では、医薬原薬・中間体で、中圧還元反応や超低温反応などの特殊設備を活用した新たな受託案件の獲得に注力するとともに、凍結乾燥設備の増設により医薬品の高分子化への対応を強化する。また、医薬品精製材料では、東欧、中国に加えインド市場で新規顧客を開拓するとしている。

 株価は6月に入って順調にジリ高歩調を堅持している。ただ、株価指標面ではPER12倍台、PBR1.0倍台と依然として割安水準となっており、上値余地は十分ありそうだ。(朱)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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