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【材料】イオンモールは下げ渋りの動き、国内既存モールの集客力向上などで第1四半期営業利益は7.0%増

イオンモール <日足> 「株探」多機能チャートより
 イオンモール<8905>は、寄り付き直後の下落幅を縮小する動きとなっている。同社は5日取引終了後、18年2月期の第1四半期(3~5月)連結決算を発表。営業収益は710億9500万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は121億400万円(同7.0%増)、最終利益は69億4800万円(同22.9%増)だった。

 中国・ASEANの海外では、ドミナント出店の進展に伴うブランディングメリット享受が進み、営業収益が74億9800万円(対前年同期比17%増)と伸張し、営業損益は9億1300万円改善の1億6100万円の営業損失(前第1四半期連結累計期間は10億7400万円の営業損失)と赤字幅縮小が進んでいる。

 日本国内のモール事業は、新規3モールをオープンし、既存モールでは積極的なリニューアルにより、既存72モールの来店客数は対前年同期比1.9%増と集客力が向上し、専門店売上は対前年同期3.4%増と伸張した。都市型ファッションビル事業を手がける「OPA」は、経営体質強化に向けて実施した5店舗のリニューアルによる営業機会ロス、コスト増加などがあり減益となったが、通期では増益を計画している。

 なお、業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は営業収益2950億円(前期比9.3%増)、営業利益500億円(同11.3%増)、最終利益295億円(同3.4%増)を見込んでいる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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