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【通貨】外為サマリー:1ドル112円前半で一進一退、依然ユーロは堅調に推移

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=112円23銭前後と前日午後5時時点に比べ9銭のドル高・円安で推移している。ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1387ドル前後と同0.0009ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=127円80銭前後と同20銭程度のユーロ高・円安で推移している。

 前日のニューヨーク市場は、NYダウや原油価格の上昇を受け徐々に上値を切り上げ112円30銭台で取引を終えた。ユーロは上昇基調を継続。一部メディアが27日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を市場はタカ派的と間違って受け止めていると報道し、一時ユーロは売られたがECBによる金融緩和縮小に向けた観測は根強く、下値ではユーロ買いが流入し前日に比べ値を上げた。

 この日の東京市場に移ってからもドル、ユーロともに堅調に推移。ユーロは対円では16年4月以来のユーロ高水準に上昇している。今晩の米国市場では1~3月期国内総生産(GDP)確定値の発表などが予定されており、その結果への関心も高まっている。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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