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【市況】ハイテクやゲーム株の動向に関心集まる/オープニングコメント

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 29日の日本株市場は、買い先行の展開になろう。28日の米国市場は引き続き長期金利の上昇を受けて金融セクターを中心に買いが先行するなか、ハイテク株にも買い戻しの流れが広がっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の20210円、円相場は1ドル112円35銭辺りで推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は前日の下落部分を吸収することになろう。昨日はハイテクが利食いに押される一方で、金融や自動車、素材関連の上昇によってリバランスが進む格好。ただし、さすがにハイテクが利食いに向かう格好となると、個人のセンチメントに影響を与え、中小型株の利食いにつながってしまっていた。

 米国同様、金融セクターのリバウンドのほか、ハイテク株への買い戻しが見られるようだと、センチメントを明るくさせよう。日経平均は高値圏に位置するなか、大きくトレンドが強まる展開にはなりづらいが、やや出遅れている銘柄や調整一巡感のある銘柄へシフトしてくる可能性はありそう。

 まずはハイテクセクターのリバウンドのほか、中小型株では利食いの流れが強まってきたゲーム株の動向が注目されそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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