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【市況】米国株見通し:米経済指標やFRB当局者発言に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2433.75(-2.25) (19:40現在)
ナスダック100先物 5755.00(-23.25) (19:40現在)

19:40時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。また、NYダウは20ドル安程度で推移。欧州市場は、小幅ではあるが全般売りが先行している。原油先物相場は、小幅に上昇して推移している。この流れを受けて、米株式市場はやや売り先行の展開になりそうだ。

26日の米株式市場はまちまち。5月耐久財受注が予想以上の落ち込みとなり長期金利が低下。朝方、一時的に連銀の金融正常化プロセスのペースが鈍化するとの見方で買われる場面もあったが、その後は通信や公益関連などディフェンシブ銘柄が選好され上値の重い展開となった。

欧米市場が小安く推移しており重しになりそうだが、原油相場が足元でリバウンドをみせてきており、下支えとして意識されよう。とはいえ、前日は5月耐久財受注が予想以上の落ち込みとなったことが嫌気されるなか、本日は米6月消費者信頼感指数が予定されているほか、28日に米卸売在庫、米中古住宅販売成約指数、29日に米1-3月GDP(確定値)、米新規失業保険申請件数、30日に米個人支出・所得、米シカゴ製造業景況指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数等多くの経済指標の発表が予定されており、神経質な展開になりやすい。また、ミネアポリス連銀総裁、フィラデルフィア連銀総裁、サンフランシスコ連銀総裁のほか、イエレンFRB議長の講演が予定されており、講演内容に影響を受ける可能性もある。

《KK》

 提供:フィスコ

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