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【市況】日経平均は3日続伸、配当再投資の思惑などが支え/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は3日続伸。26日の米国市場では長期金利の低下に伴い通信、公益関連などのディフェンシブ銘柄が買われ、NYダウは14ドル高となった。円相場は原油価格の下げ止まりや株価上昇により1ドル=111円台後半から112円台まで下落し、本日の日経平均は75円高からスタートした。朝方に一時20250.10円(前日比96.75円高)まで上昇すると、利益確定の動きから伸び悩む場面も見られた。一方で、配当再投資に絡んだ思惑などが支えとなり、その後は20200円台でのもみ合いが続いた。

大引けの日経平均は前日比71.74円高の20225.09円となった。東証1部の売買高は15億7397万株、売買代金は2兆1420億円だった。業種別では、鉄鋼、石油・石炭製品、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、サービス業、陸運業、空運業が下落率上位だった。

個別では、任天堂<7974>や三菱UFJ<8306>が小高く、キヤノン<7751>、トヨタ自<7203>、JT<2914>、ソニー<6758>などは堅調。富士通<6702>、SUMCO<3436>は3%超上昇した。一部証券会社が目標株価を引き上げたトクヤマ<4043>は商いを伴って急伸。高評価継続が観測された板硝子<5202>、前日に決算発表したパルコ<8251>、新ゲームアプリをリリースしたグリー<3632>も上げが目立った。また、enish<3667>やFスターズ<3687>がストップ高で本日の取引を終えた。一方、ソフトバンクG<9984>やKDDI<9433>が小安く、東芝<6502>、東エレク<8035>などはさえない。自社株買いを終了したOLC<4661>、決算発表の高島屋<8233>は3%近い下落。また、オルトプラス<3672>、ジンズメイト<7448>、土木管理試験所<6171>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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