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【市況】日経平均こう着も、個人売買活発でRIZAP祭が再燃【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

26日の日経平均は小幅に続伸。20.68円高の20153.35円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。23日の米国市場は原油価格が続伸したことが好感されたが、引けにかけて長期金利が低下したことでダウ平均は下落へと転じる展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の20095円だった。この流れもあり、小動きで始まった日経平均は、その後20196.38円まで上げ幅を拡大させる場面もみられたが大きくトレンドは出難く、20150円を挟んでの狭いレンジ取引が続くなか、午後の値幅は30円弱にとどまっている。

株主総会シーズンのなか、機関投資家は積極的には動けず、日経平均は引き続き2万円固めの展開になろう。また、7月2日には都議会議員選挙の投開票となるため、世論調査などメディア報道に振らされやすく、こちらも手掛けづらくさせる要因である。

とはいえ、個人主体の投資意欲は高く、物色対象についてはゲーム株への循環物色が依然として活発である。過熱警戒感が高まっている銘柄等から出遅れ、低位、割安といった銘柄への資金シフトも意識されてきている。そのほか、株主総会についても、個人主体の銘柄については総会内容を受けた株価動意がみられている。24日に株主総会を開いたRIZAP G<2928>がストップ高で最高値を更新したほか、グループ企業も軒並み急動意をみせるなど、RIZAP祭が再燃している。

《AK》

 提供:フィスコ

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