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【市況】中小型乱高下も需給懸念はなく【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

23日の日経平均は3日ぶり反発。22.16円高の20132.67円(出来高概算15億3000万株)で取引を終えた。22日の米国市場はまちまちの展開となるなか、日本株市場も引き続きこう着感の強い相場展開となっている。寄付き直後に20100円を下回る場面もみられたが、5日線を挟んでの底堅さが意識されていた。後場は日銀のETF買い入れへの思惑からプラス圏での推移とはなったが、後場の日中値幅は30円程度にとどまっていた。

東証1部の値下がり数は1000を超えていたが、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、日東電<6988>、アステラス薬<4503>、ファナック<6954>が下支えした格好。セクターではその他製品、その他金融、ガラス土石、非鉄金属、機械、石油石炭がしっかり。半面、海運、水産農林、食料品、鉄鋼が冴えない。

日経平均は20100円を挟んでのこう着となり、インデックスに絡んだ商いについてもリバランスが中心とみられ、方向感が掴みづらかった。また、株主総会シーズンとなるなか、機関投資家も動けなかったとみられる。一方で、中小型株は荒い値動きとなったが、足元で強い値動きが続いていたこともあり、週末に伴うポジション調整の影響があったと考えられる。乱高下の銘柄も散見されているが、資金回転が速いため、シコリは残っていないと考えられる。スタンスとしては仕切り直しといったところであろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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