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【市況】東京株式(大引け)=22円高、手掛かり材料難のなかも3日ぶり小反発

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 23日の東京株式市場は、売り買い交錯のなか方向感に乏しい展開となり、日経平均株価は前日終値近辺でのもみ合いが続いた。

 大引けの日経平均株価は前日比22円16銭高の2万132円67銭と3日ぶりに小幅反発。東証1部の売買高概算は15億3220万株、売買代金概算は2兆114億円。値上がり銘柄数は853、対して値下がり銘柄数は1005、変わらずは164銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の海外市場を引き継ぐ形で方向感の定まらない狭いレンジでの値動きに終始した。前日の欧米株市場は高安まちまち、米国株市場ではNYダウが小幅安でナスダック指数は小幅高と強弱拮抗となり、買い手掛かり材料に欠けた。為替は前日より若干円安含みで推移したものの、主力株全般への買いには反映されなかった。ただ、市場参加者不足のなか下値を売り込む動きも限定的であり、一部の海外投資家に押し目を拾う動きも観測され、後場終盤に日経平均は強含んだ。売買代金は活況の目安とされる2兆円をかろうじて上回ったものの、売買高は15億株台にとどまり閑散商状に近い。日経平均、TOPIXともにプラス圏を確保したが、値下がり銘柄数のほうが値上がりよりも多かった。

 個別では、任天堂<7974>が群を抜く売買代金をこなして1000円超の上昇をみせたほか、村田製作所<6981>も堅調。ダイキン工業<6367>、キーエンス<6861>などもしっかりだった。タカタ<7312>がストップ高に切り返した。土木管理総合試験所<6171>は気配値のまま値幅制限上限まで上値を伸ばし、大引けにストップ高配分された。東京鉄鋼<5445>、アイフル<8515>、ジーンズメイト<7448>が物色人気となり、イー・ガーディアン<6050>も活況高。

 半面、東芝<6502>が軟調、キリンホールディングス<2503>も値を下げた。東京エレクトロン<8035>も冴えなかった。オルトプラス<3672>、スターティア<3393>が急落、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>、ハピネット<7552>も大幅安。フォーカスシステムズ<4662>、川崎汽船<9107>も下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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