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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):メガチップス、川重、キーエンス

メガチップス <日足> 「株探」多機能チャートより
■メガチップス <6875>  2,866円  +38 円 (+1.3%)  本日終値
 22日、メガチップス <6875> が18年3月期上期(4-9月)に特別利益を計上すると発表したことが買い材料視された。中国子会社シュンイン社が保有する台湾・マクロニク社の一部株式を売却したことに伴い、売却益約9.2億円が発生する。なお、マクロニクス社とは株式売却後も提携関係を維持する方針。会社側は今回の株式売却による通期業績への影響は現在精査中としている。

■川崎重工業 <7012>  319円  +3 円 (+1.0%)  本日終値
 川崎重工業<7012>がしっかり。この日、シンガポールのクミアイナビゲーションとLPG運搬船1隻の造船契約を締結したと発表しており、これを好材料視視した買いが入った。今回、受注したのは、8万2200立方メートル型のLPG運搬船で、同社がこれまでに受注した60隻目のLPG運搬船にあたり、同型船としては10隻目となるという。坂出工場(香川県坂出市)で建造し、20年に竣工、引き渡しの予定としている。

■S Foods <2292>  4,095円  +35 円 (+0.9%)  本日終値
 S Foods <2292> が5日続伸し、連日で上場来高値を更新した。米大手投資会社フィデリティ傘下のFMRが22日付で関東財務局に変更報告書(5%ルール報告書)を提出したことが買い材料視された。報告書によると、FMRの同社株式保有比率は6.21%→7.32%に増加した。これを受けて需給思惑から買いが先行しているようだ。また、同日付でドイチェ信託も同社株を買い増し、保有割合が6.79%→ 6.86%に上昇したことが観測されている。

■キーエンス <6861>  50,730円  +430 円 (+0.9%)  本日終値
 キーエンス<6861>が反発。SMBC日興証券は22日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに目標株価を6万円から7万円に引き上げた。「高い成長性が継続すれば、株価にはまだ上昇余地がある」と指摘している。為替前提を1ドル=110円の円高水準に見直したが、同社の場合、電子部品セクターのなかでは相対的に為替感応度は低いという。現在のFA機器の需要を引っ張っているのは幅広い業界における自動化投資であり、裾野は広く「構造変化が高成長の背景」とみている。

■IHI <7013>  384円  +3 円 (+0.8%)  本日終値
 IHI<7013>が堅調。この日、グループ会社のIHIジェットサービスが、AIS衛星による船舶位置情報データ世界大手プロバイダーである、カナダのイグザクトアース社(eE社、オンタリオ州)と日本における販売代理店の独占契約を締結し、船舶位置情報サービス提供を本格的に開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。eE社は、現在15機の衛星を独自に運用し、全世界にサービスを提供している。IHIでは、この船舶位置情報サービスを日本の顧客向けにカスタマイズし、2年前から海上保安庁や海運関係会社に向けて提供してきたが、今後はIHIジェットサービスがeE社の日本における独占代理店となり、eE社のWebサービス「Shipview」やeE社のリアルタイム・データなどのサービスを提供する。

■日立製作所 <6501>  674.3円  +4 円 (+0.6%)  本日終値
 日立製作所<6501>が反発。SMBC日興証券は22日、同社株の投資評価の「1」を継続するとともに目標株価を810円から1020円に引き上げた。堅実な事業運営や構造改革などによる着実な業容拡大を評価している。18年3月期の連結営業利益を従来予想の6100億円から前期比9%増の6400億円(会社計画6300億円)に見直した。情報通信や社会・産業システムでは、構造改革効果が見込めるほか、高機能材料やオートモティブ事業では事業環境改善などが寄与するとみている。19年3月期の連結営業利益も従来予想の6800億円から今期推定比11%増の7150億円に増額修正している。

■住友化学 <4005>  614円  +3 円 (+0.5%)  本日終値
 住友化学<4005>が続伸。6月中旬を境に上値指向を強め、前日まで3連続陽線、5日・25日移動平均線もゴールデンクロスを示現するなどトレンド転換を示唆している。東京株式市場では、ここ最近になって米アップルのサプライヤーリストに指定される電子部品株が買われるなど、今秋の「iPhone8」発売を物色テーマとして意識した動きが出ている。iPhone8はディスプレーに有機ELを採用するとみられており、有機EL関連株にも動意含みの銘柄が多い。そのなか、住友化は有機EL材料で高シェアを有する銘柄としてマークされ、有機ELディスプレー用タッチパネルの拡大が収益押し上げ効果をもたらすとの思惑から買いが集まり始めている。

■クミアイ化学工業 <4996>  648円  +3 円 (+0.5%)  本日終値
 クミアイ化学工業<4996>がしっかり。22日の取引終了後、インドのPIインダストリーズとインドにおける水稲用除草剤ノミニーの製造・販売のための合弁会社を設立することで合意したと発表しており、インド事業の拡大を期待した買いが入ったようだ。ノミニーはクミアイ化の主力製品の一つであり、除草効果に優れることから、インドでは200万ヘクタール以上の水田に使用されているという。今回の合弁事業では、現地での生産・販売活動により、オリジナル品としての品質維持とジェネリック品に対する競争力強化の双方を実現するのが狙いとしている。

■リミックスポイント <3825>  1,297円  -238 円 (-15.5%)  本日終値
 東証マザーズ指数が急落。リミックスポイント<3825>やインフォテリア<3853>、ミクシィ<2121>などが値を下げた。東証マザーズ指数に連動するETF(上場投信)・ETN(上場投資証券)のNEXT NOTES 東証マザーズ ETN<2042>やマザーズ・コア上場投信<1563>も下落している。

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