【材料】ムーンバットは波乱展開、一時１０００円台に乗せる

　ムーンバット<8115>の株価は波乱展開。前場引けに掛けて急伸し、一時前日比４８円高の１００６円まで買い進まれ、連日の新値追いで１０００円台に乗せたものの、後場寄り付きから売り優勢となり、上昇幅を大きく縮小している。ただ、株価指標面ではＰＥＲ１０倍水準、ＰＢＲ０．５倍台と依然として割安水準にある。

　同社は洋傘でトップシェアを占め、洋品、毛皮、宝飾品、帽子などを扱い、百貨店で強みを発揮している。同社の１８年３月期の連結業績見通しは、売上高１２６億５０００万円（前期比１．２％増）、経常利益７億１５００万円（同１４．２％増）を見込む。オリジナルブランド「月装（つきそう）」を立ち上げ、同社１３０年の歴史の過程で積み重ねられた物づくりのノウハウを使い、素材やシルエットにこだわって開発した上質な国産品などの提案を開始している。また、梅雨時から盛夏に向けて、シーズンストックとしての側面も見逃せない。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）