市場ニュース

戻る
 

【材料】訪日外国人の増加続く、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

爆買いブームは去ったようですが、日本を訪れる外国人の方は増えているようですね。6/22付の「Daily Outlook」では、増加の続く訪日外国人の影響についてまとめられているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『6月21日発表の5月訪日外客数は229.5万人(前年同月比+21.2%)となり、5月として過去最高を更新した。また、5月までの累計で1,141.1万人となり、最速で1,000万人を超えた。市場別では、インドが単月として過去最高、韓国、中国、台湾、米国など18市場が5月として過去最高を記録するなど、訪日外国人の増加基調が続いている』と紹介しています。

次に、『爆買いブームが去ったことで、比較的高額商品を取り扱う百貨店免税売上高モメンタムは落ち込んでいたが、消耗品(化粧品、食料品等)を牽引役に改善している。同売上高は5月まで6ヵ月連続で前年比プラスとなり、5月の消耗品売上高は約82.5億円と同2倍近く増加した』と伝えています。

続けて、1人当たり購買単価について、『一方、円高ドル安の進行などで下落基調にあった1人当たり購買単価は、昨年7月に底打ちした。日本製品に対する外国人の人気は高く、買い控えの様子はうかがえない。また、日米金融政策の方向性から少なくとも一段の円高を見込みづらいことなども踏まえると、単価は大幅に上昇せずとも、再び下落基調に陥るリスクは小さいとみている』との見解を述べています。

最後にレポートでは、『訪日外国人消費の恩恵が期待される主な銘柄』を紹介しています。具体的にはライオン<4912>やマツモトキヨシ<3088>など全5銘柄が挙げられていますので、詳しくは6/22付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

《DM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均