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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:シライ電子がストップ高、アズジェントは年初来高値更新

アズジェント <日足> 「株探」多機能チャートより

<4288> アズジェント 3005 +180
一時3295円まで上昇し年初来高値更新。同社が日本で唯一のディストリビュータとして販売を行っているAutonomous(自動・自立型)セキュリティ製品「Carwall」の開発元であるイスラエルKaramba Securityのソリューションが、仏官民団体VEDECOM Techのコネクテッドカー並びに自動運転車に採用されることが決まったと発表している。自動車業界において初めてサイバー攻撃防御機能をもった商業向け完全自動運転車が生産される。

<3900> クラウドW 1016 +36
続伸。オプトHD<2389>グループのAI(人工知能)研究・ビッグデータ分析の専門組織「データサイエンス ラボ」と業務連携すると発表している。クラウドソーシングを活用したAI開発のワンストップ支援を実現する。日本ではAI開発を自社で行っているケースが多く、データ収集・構造化と分析の2つのプロセスにおける人的資源の不足がAI開発のボトルネックになっている現状があると指摘している。

<6195> ホープ 1632 -64
年初来安値更新もその後下げ渋る。17年6月期業績予想の下方修正を発表している。営業利益見通しは1.70億円から0.25億円(前期は1.45億円)へと引き下げた。従来の増益予想から一転、減益となる見込み。広告枠の販売人員を計画どおりに獲得できなかったことなどから販売額が伸び悩んだ。また、利益面ではDSサービスにおける応札価格の引き上げによる仕入原価の上昇も響いた。

<2173> 博展 644 +100
ストップ高。同社グループのアイアクトがソフトバンクと、今年4月より提供を開始している「IBM Watson日本語版」を活用したコグニティブ検索サービス「Cogmo Search」の販売パートナー契約を締結したと発表している。「Cogmo Search」はコグニティブ・コンピューティングを活用し自然言語による検索を可能にしたファイル検索サービス。大量かつ階層の深い場所からサイト閲覧者が欲しい情報を素早く探したい時に利便性を発揮する。

<6658> シライ電子 354 +80
ストップ高で年初来高値更新。任天堂<7974>が3月に発売した家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」の販売が好調で、部品を供給する関西の電子部品メーカー各社の業績に追い風が吹いていると一部メディアが報じており、新興市場ではシライ電子などに物色が向かった。同社は京都に本社を置くプリント配線板専業メーカー。この報道では、クリスマス商戦に向け好影響がさらに広がる可能性があるとも指摘している。

<4657> 環境管理 566 +80
後場ストップ高まで急伸。東京都の小池百合子知事が20日午後、築地市場を豊洲市場に移転しつつ築地跡地も活用する「基本方針」を都庁で開く記者会見で表明すると一部報道で伝わり、環境管理やエンバイオHD<6092>など土壌・地下水汚染対策の関連銘柄に物色が向かったようだ。この報道によれば、小池知事は移転表明後、7月以降に豊洲の環境影響評価(アセスメント)の手続きを実施。その後正式に決定する見通しという。

《DM》

 提供:フィスコ

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