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【経済】日米の注目経済指標:輸出増加で日本の5月貿易収支は黒字予想


6月19日-23日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■19日(月)午前8時50分発表予定
○(日)5月貿易収支-予想は+433億円
参考となる5月上中旬分の貿易収支は-4511億円で赤字幅は前年比-22.1%。昨年5月の貿易収支は-473.3億円だった。今年5月上中旬分の輸出額は前年比+19.1%で輸入額の伸びを上回っており、最終的に今年5月分の貿易収支は黒字となる可能性が高い。市場予想は妥当な水準か。

■20日(火)午後9時30分発表予定
○(米)1-3月期経常収支-予想は-1212億ドル
参考となる昨年10-12月期経常収支は-1124億ドルで赤字幅は7-9月期との比較で若干縮小した。今年1-3月期については同時期の貿易赤字がやや拡大していることから、経常赤字幅は昨年10-12月期との比較でやや拡大する見込み。

■21日(水)午後11時発表予定
○(米)5月中古住宅販売件数-予想は555万戸
参考となる4月実績は前月比-2.3%、557万戸で市場予想の565万戸程度を下回った。
中古住宅価格中央値は24.48万ドルで前年同月比+6%。在庫は前年同月比-9%に落ち込ん
だ。5月については、在庫水準が低下していることから、4月実績に近い水準にとどまる可
能性がある。ただし、雇用情勢は改善していることから、在庫が適正水準になれば販売件
数は増加するとみられる。

■23日(金)午後11時発表予定
○(米)5月新築住宅販売件数-予想は60.0万件
参考となる4月実績は年率換算で56.9万戸、前月比-11.4%だった。市場予想の61.5万戸程度を大幅に下回った。販売価格中央値は前月比-3.0%。ただし、3月の販売件数は64.2万戸に上方修正されており、4月の落ち込みは反動減によるものとみられる。5月については住宅在庫水準が高まっていないことから大幅な増加は期待できないが、雇用情勢の改善が続いていることから、60万戸程度に持ち直すとみられる。

その他の主な経済指標の発表予定は、22日(木):(米)4月住宅価格指数、23日(金):(ユーロ圏)6月製造業・サービス業PMI)。

《FA》

 提供:フィスコ

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