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【市況】東京株式(前引け)=反落、ナスダック急落余波で下げるも値上がり数は1000超

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 12日前引けの日経平均株価は前週末比71円46銭安の1万9941円80銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は9億7546万株、売買代金概算は1兆2411億2000万円。値上がり銘柄数は1025、対して値下がり銘柄数は850、変わらずは141銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、リスク回避の売りが優勢となった。前週末の米国株市場ではNYダウが最高値を更新したものの、ナスダック指数が113ポイント安と急落したことでハイテク株中心に、目先利益確定を急ぐ動きを誘発した。寄り前に発表された4月の機械受注が市場コンセンサスを下回ったことも嫌気された。ただ、メガバンクや保険など金融株が買われ、全体相場の下げは限定的なものにとどまり、TOPIXはプラス圏で引けている。値上がり銘柄数も1000を超え、値下がり銘柄を上回っている。値がさ株が物色の中心となったこともあり、前場の売買代金は1兆2000億円を超えている。

 個別では任天堂<7974>が安く、ソフトバンクグループ<9984>も利益確定売りに押されている。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>も値を下げた。gumi<3903>が大幅安、コメダホールディングス<3543>の下げも目立つ。半面、東芝<6502>が大幅高、東京海上ホールディングス<8766>も買われた。津田駒工業<6217>が値を飛ばし、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>、東邦亜鉛<5707>も高い。市光工業<7244>も物色人気に。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2017年06月12日 12時00分

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