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【材料】今週の【マザーズ市場】5月29日~6月2日『10日続伸で連日の年初来高値を更新も、日経平均2万円超を受け売り優勢に』


【7日続伸、仮想通貨関連などに物色】29日(月)

■概況■1097.01、+2.56
29日(月)のマザーズ市場では、中小型株物色の流れが継続し、マザーズ指数は一時1107.57ptまで上昇して取引時間中の年初来高値を更新した。材料株や仮想通貨・フィンテック関連のテーマ株、直近IPO銘柄の一角などが買われた。しかし、引けにかけて利益確定の動きが広がり、マザーズ指数は伸び悩んだ。なお、マザーズ指数は7日続伸、売買代金は概算で1038.09億円。騰落数は、値上がり104銘柄、値下がり117銘柄、変わらず15銘柄となった。

◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのREMIX<3825>がストップ高まで買われた。仮想通貨取引所を運営する子会社が国内大手コンビニチェーンとビットコイン決済の導入に向けて協議していると報じられている。東証1部への市場変更や株式分割の実施を発表したモバファク<3912>はストップ高比例配分。仮想通貨・フィンテック関連のインフォテリア<3853>が後場に急動意を見せ、メディカルN<3645>、ロコンド<3558>、ASJ<2351>も10%超の大幅高となった。その他、SOSEI<4565>、うるる<3979>、ビーグリー<3981>などが上昇し、ドリコム<3793>やミクシィ<2121>は小幅高だった。

一方、アカツキ<3932>、イグニス<3689>、サイバーS<3810>、GNI<2160>、グレイス<6541>などが下落。また、ソレイジア<4597>が大幅続落しマザーズ下落率トップとなった。


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【8日続伸、日経平均下げ渋り買い強まる】30日(火)

■概況■1101.98、+4.97
30日(火)のマザーズ市場は、日経平均の弱含みとともに利益確定売りが広がる場面も見られた。しかし、下値では押し目買いが入ったほか、日経平均が下げ渋るとともに材料株やテーマ株への買いも再び強まり、マザーズ指数はプラスへと切り返した。なお、マザーズ指数は8日続伸し、連日で終値ベースの年初来高値を更新した。売買代金は概算で1061.81億円。騰落数は、値上がり103銘柄、値下がり123銘柄、変わらず12銘柄となった。

◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのインフォテリ<3853>がストップ高水準で取引を終えたほか、REMIX<3825>やメディカルN<3645>は連日のストップ高となった。キャリア<6198>はJR西<9021>との合弁会社設立を発表し、後場に一時ストップ高を付けた。その他、モバファク<3912>、ドリコム<3793>、ソレイジア<4597>、ミクシィ<2121>などが上昇し、ASJ<2351>やグレイス<6541>は10%超の大幅高となった。

一方、SOSEI<4565>、ビーグリー<3981>、メタップス<6172>などが軟調で、アカツキ<3932>やサイバーS<3810>も小幅に下げた。


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【9日続伸、活発な材料株物色が支え】31日(水)

■概況■1104.81、+2.83
31日(水)のマザーズ市場では、これまでの株価上昇を受けた利益確定の動きが上値の重しとなった。一方、主力大型株のこう着感から中小型の材料株物色は引き続き活発で、マザーズ指数を押し上げた。なお、マザーズ指数は9日続伸し、連日で終値ベースの年初来高値を更新した。売買代金は概算で1261.70億円。騰落数は、値上がり127銘柄、値下がり102銘柄、変わらず9銘柄となった。

◆注目銘柄◆
イグニス<3689>やロックオン<3690>が急伸し、メディカルN<3645>は大幅続伸した。イグニスは子会社の提携先がサービス開始や資金調達などを発表し、刺激材料となった。Gオイスター<3224>やPSS<7707>は一時ストップ高。Gオイスターは業務提携を前提にアスラポート<3069>グループから資金を借入れると発表した。その他、UNITED<2497>、アカツキ<3932>、アスカネット<2438>、サイバーダイン<7779>などが上昇し、ミクシィ<2121>は小幅高となった。

一方、インフォテリ<3853>、REMIX<3825>、SOSEI<4565>、ドリコム<3793>、ソレイジア<4597>などがさえない。また、ASJ<2351>、キャリア<6198>、エディア<3935>が急反落し、マザーズ下落率上位に顔を出した。


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【10日続伸、好地合いで中小型株物色も続く】1日(木)

■概況■1114.49、+9.68
1日(木)のマザーズ市場では、日経平均が200円を超える上昇となるなか、相場全体の好地合いを背景に堅調な展開となった。時価総額上位銘柄では上値の重さも見られたが、中小型のテーマ株や材料株が値を飛ばした。なお、マザーズ指数は10日続伸し、連日で年初来高値を更新した。売買代金は概算で1412.20億円。騰落数は、値上がり138銘柄、値下がり89銘柄、変わらず10銘柄となった。

◆注目銘柄◆
仮想通貨関連として人気が続くREMIX<3825>や、AWS-HD<3937>、PSS<7707>がストップ高水準で取引を終えた。AWS-HDは子会社の「医療データ分析ツール」が日本最大級の医療機関グループに導入されたと発表している。また、BS<3623>、インフォテリ<3853>、サイバーS<3810>、AppBank<6177>も10%超の大幅高だった。決済サービスを手掛けるBSは一部報道を受けて政策期待が高まったようだ。その他、SOSEI<4565>、うるる<3979>、グレイス<6541>などが上昇し、GNI<2160>やソレイジア<4597>は小幅高となった。

一方、前日買われたイグニス<3689>が反落し、ドリコム<3793>やアカツキ<3932>は小安い。また、Gオイスター<3224>、ASJ<2351>、ACCESS<4813>がマザーズ下落率上位となった。ACCESSは決算発表を受けて材料出尽くし感が広がったようだ。

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【反落、日経平均2万円超を受け売り優勢に】2日(金)

■概況■1110.27、-4.22
2日(金)のマザーズ市場では、マザーズ指数が寄付きをプラスでスタートしたものの、足元10日続伸で連日年初来高値を更新していた分、いったん利益確定売りが優勢となった。東京市場では、日経平均が2015年12月以来となる2万円台を回復するなかで、資金はひとまず主力処に向かう格好に。一方で、テーマ株や直近で下落した銘柄が値を飛ばす場面も見られた。なお、売買代金は概算で1473.01億円。騰落数は、値上がり80銘柄、値下がり142銘柄、変わらず14銘柄となった。


◆注目銘柄◆
前日買われていたユーザベース<3966>や17年上期営業利益見通しが嫌気されたピープル<7865>が反落となったほか、イグニス<3689>やアカツキ<3932>は小安い。また、メディカルネット<3645>、ロコンド<3558>、ファイズ<9325>がマザーズ下落率上位となった。一方で、ソレイジア<4597>、モブキャスト<3664>、SMN<6185>などは10%超の大幅高となった。後場に急伸し年初来高値を更新したSMN<6185>は、マッシュルームとのO2Oマーケティングソリューション共同展開発表が好感されたようだ。そのほか、サイバーS<3810>やアスカネット<2438>などが上昇し、ミクシィ<2121>やACCESS<4813>は小幅高となった。

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《DM》

 提供:フィスコ

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