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【市況】日経平均は小幅続落、海外休場で動意乏しく/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は小幅続落。26日の米国市場では、1-3月期国内総生産(GDP)改定値が予想を上回る一方、他の経済指標が振るわず、NYダウは2ドル安となった。日経平均はこうした流れを受けて10円高からスタートすると、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと伝わったこともあり、朝方にはマイナスに転じる場面が見られた。下値では押し目買いが入り切り返したが、本日は米国などの海外市場が休場のため参加者は限定的で、小幅高水準でのもみ合いが続いた。引けにかけてやや弱含み、小幅安で本日の取引を終えた。

大引けの日経平均は前週末比4.27円安の19682.57円となった。東証1部の売買高は12億7453万株と今年最低で、売買代金も1兆7928億円にとどまった。業種別では、鉄鋼が2%を超える下落となったほか、海運業、鉱業が下落率上位だった。一方、その他製品、食料品、小売業が上昇率上位だった。

個別では、ソフトバンクG<9984>、Vテク<7717>、SUMCO<3436>などが軟調で、みずほ<8411>も小安い。一部証券会社が投資評価を引き下げた新日鉄住金<5401>は3%超の下落となり、エムアップ<3661>やケネディクス<4321>は急反落した。また、新日無<6911>、オオバ<9765>、M&Aキャピ<6080>などが東証1部下落率上位となった。一方、売買代金トップの任天堂<7974>や東芝<6502>が堅調。東芝は分社化した東芝メモリを巡り、米社が4兆円超の買収資金を準備していると報じられた。三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、ホンダ<7267>などは小じっかり。また、決算や自社株買いの実施を発表したH.I.S.<9603>が商いを伴って急伸し、GMOクラ<3788>やアイエスビー<9702>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。
《HK》

 提供:フィスコ

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