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【市況】<マ-ケット日報> 2017年5月26日

 26日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比126円安の1万9686円だった。前日の米国株は上昇したものの、強含む円相場が重荷となって株価は終日マイナス圏で推移。主要国首脳会議(G7)を前にポジションを軽くしておくための整理売りも出たようだ。一部では原油相場の下げも影響した模様。日経平均の2万円はなかなか近くて遠いという印象だ。

 昨日の米国市場はFRBの利上げペースが緩やかになるとの観測からダウ平均は6日続伸した。一時は100ドル近く上げるなど3月1日につけた史上最高値に並びかける場面もあった。セクターでは総じて決算の良かった小売株の上げが全体をけん引。原油安をカバーする買われ方となった。米国株はロシアゲート売りを乗り越えてナスダックとS&P500種が最高値を更新している。

 一方、東京市場は米株高より円高に反応して日経平均が反落のスタートに。OPEC総会で減産延長が決まったものの、これが材料出尽くしとなって原油相場が下落。これもややネガティブに働いたようである。26日からイタリアで開催されるG7を見極めたいのと、週明けの米国市場が休場となることで持ち高整理の売りが終盤は広がった。東証1部の出来高は15億株台に低迷。2万円達成は時間をかけてのこととなりそうだ。個別では新型ゲーム機に新しいソフトを発売するとした任天堂 <7974> が8年4カ月ぶりの高値をマークしている。(ストック・データバンク 編集部)

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