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【市況】東京株式(大引け)=70円高、米株高受け続伸も上値に重さ残す

 25日の東京株式市場は朝安後に買い優勢の展開となり、日経平均株価は1万9800円台を回復した。ただ、目先過熱感も意識されるなか上値も重かった。

 大引けの日経平均株価は前日比70円15銭高の1万9813円13銭と続伸。東証1部の売買高概算は16億7727万株、売買代金概算は2兆2213億9000万円。値上がり銘柄数は817、対して値下がり銘柄数は1039、変わらずは160銘柄だった。

 きょうの東京市場は米株高を引き継ぎ上値追い態勢を継続した。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要指数が5日続伸、S&P500指数は過去最高値を更新したものの、朝方は円高方向に振れる為替を嫌気して若干のマイナスで始まった。しかし、前場後半を境に買いの勢いが強まり、日経平均は上げ幅を拡大する展開に。日経平均寄与度の高いソフトバンクが物色人気となり全体相場を牽引するかたちとなった。騰落レシオは前日時点で164%台まで跳ね上がっており、個別株ベースでは利益確定の動きも目立つ。大引けにかけて日経平均は伸び悩んだ。値下がり銘柄数は1000を超え値上がり銘柄数を上回っている。売買代金は前日と同水準の2兆2000億円台と活況の目安である2兆円は超えた。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が約1300億円の売買代金をこなし上昇。コマツ<6301>、東京エレクトロン<8035>なども堅調。エムアップ<3661>が連日のストップ高となったほか、日本アジアグループ<3751>も値幅制限上限で買い物を残した。キューブシステム<2335>などもストップ高。日本ライフライン<7575>、さくらインターネット<3778>なども値を飛ばした。ハピネット<7552>も高い。

 半面、任天堂<7974>はやや売りに押されたほか、ダイキン工業<6367>も軟調。TSIホールディングス<3608>、ジーンズメイト<7448>が大幅安、トランザクション<7818>も下落した。東ソー<4042>が売られ、東海カーボン<5301>も値を下げた。バリューコマース<2491>、フリービット<3843>なども下値を探る展開となった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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