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【市況】トランプ政権の政治混乱リスク警戒もショートカバー優勢か/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19849.10 (+106.12)
TOPIX  : 1581.84 (+6.73)

[後場の投資戦略]

 日経平均は利食い先行で始まったが、5日線を支持線に切り返しをみせている。足元のもち合いレンジである19700-20000円処を捉えてきており、価格帯別出来高の商いが積み上がっている水準を上回っている。直近の急落部分を完全に吸収するなか、ショートカバーも入りやすいだろう。

 米国ではトランプ政権の政治混乱リスクへの警戒が根強いものの、米国市場はそれ程神経質な値動きをみせていないため、一先ず買い戻しが入りやすい面もありそうだ。また、CIA前長官は、下院情報特別委員会でロシア政府が大統領選に干渉した疑惑をめぐる調査に関する公聴会で証言し、トランプ陣営がロシア政府関係者と接触していた「十分な根拠」があると認めた。FBIのコミー前長官は、30日以降に上院情報委員会の公聴会で証言する予定でもあり、慎重姿勢は崩せないだろうが、需給面では上昇が意識されやすい。また、ソフトバンクGの強い値動きにより、中小型株は次第に利益確定の流れに向かいつつある。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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