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【市況】25日の株式相場見通し=上昇トレンド復帰示唆で買い優勢、米株式の上昇も追い風

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、同日日本時間夜に開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の内容を見たいとの姿勢から、ある程度の手控えムードは想定されるものの、前日の上昇で日経平均株価に上昇トレンド復帰の可能性が出てきたことから、買い優勢で強含みの展開となりそうだ。ただ、外国為替市場でやや円高・ドル安の推移となっていることは懸念材料だ。25日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円50銭台での推移となっている。

 24日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比74.51ドル高の2万1012.42ドルと5日続伸し、終値では8日以来の2万1000ドル台を回復となった。5月2~3日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が発表され、大半の参加者が、想定通りの景気回復が続けば6月中旬の次回の会合での利上げが適切とする指摘をしたことが明らかになり、金融政策が順調に進むことへの期待感から買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比24.312ポイント高の6163.024と5日続伸した。

 日程面では、桜井日銀審議委員の講演に注目。海外では、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、米EU首脳会談、米仏首脳会談、石油輸出国機構(OPEC)総会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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