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【市況】24日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と3日ぶり小反発、海底資源関連を再物色

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.13ポイント(0.07%)高の3064.08ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、2.23ポイント(0.07%)高の3208.90ポイントで取引を終えている。

資源関連株が買われ相場をけん引した。上海銀行間金利(SHIBOR)が上昇基調を強めるなか、一部の市中銀行が貸出金利を引き上げている??と報じられたことなどが嫌気され売られたものの、海底資源関連の銘柄群などが再び上昇し、指数は引けにかけてプラスに転じている(上海総合指数は一時1.3%安)。

個別では、海上油田エンジニアリングの海洋石油工程(600583/SH)が3.3%高、油田サービス事業者の中石化石油工程技術服務(600871/SH)が2.5%高、海洋油田掘削サービス大手の中海油田服務(601808/SH)が0.8%高と値上がりした。中国がメタンハイドレート連続試掘に成功したことを改めて材料視。中海油田服務は先週、「メタンハイドレート商用化はまだ先」と説明しているものの、期待感は持続している。インフラ関連株の一角もしっかり。不動産株や自動車株、運輸関連株、発電株、軍需関連株なども物色された。

半面、保険株はさえない。業種別では、保険株がさえない。中国人寿保険(601628/SH)が1.7%安、新華人寿保険(601336/SH)が1.2%安で引けた。銀行株の一角も値下がりしている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.21ポイント(0.07%)高の316.35ポイント、深センB株指数が1.09ポイント(0.10%)高の1077.73ポイントで終了した。


【亜州IR】

《WA》

 提供:フィスコ

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