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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

リミックス <日足> 「株探」多機能チャートより

■リミックス <3825>  395円 (+80円、+25.4%) ストップ高

 リミックスポイント <3825> [東証M]が6連騰でストップ高。年初来高値を更新した。同社は22日、子会社のビットポイントジャパン(本社・東京都)が日本最大級の格安航空会社ピーチ・アビエーション(本社・大阪府)と仮想通貨「ビットコイン」を活用した決済サービスの展開などで業務提携。フライトから現地での買い物、宿泊、飲食までをビットコインでする旅を企画し消費者の需要を開拓する。これを材料視する買いが集中する格好となった。

■Jストリーム <4308>  619円 (+100円、+19.3%) ストップ高

 Jストリーム <4308> [東証M]がストップ高。同社は22日、ケイ・ピー・アイ(東京都品川区)と共同で、動画データに表示される文字情報を高精度に検出するシステムについて、国内特許を取得したと発表。これが材料視されたようだ。この特許は、動画内に表示される文字情報を正確に検出し、テキストとして取り込みメタデータを生成する技術にかかるもの。機械学習やディープラーニングなどのAI(人工知能)技術を活用し、動画内に現れる文字に背景や各種の色、デコレーションなどがかかっている場合でも正確な検出、認識ができるという。なお、両社は文字だけでなく、オブジェクト認識にかかる特許も出願中であるとしている。

■キタック <4707>  330円 (+42円、+14.6%)

 キタック <4707> [JQ]が急反騰。22日に業績修正を発表。17年10月期上期(16年11月-17年4月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.8億円→2.2億円に23.2%上方修正し、従来の0.5%減益予想から一転して22.6%増益見通しとなったことが買い材料視された。主力の建設コンサルティングの受注が堅調に推移する中、営業外収益が想定以上に膨らんだことが利益を押し上げた。

■弁護士ドットコム <6027>  1,123円 (+116円、+11.5%)

 弁護士ドットコム <6027> [東証M]が急騰し新高値。同社は22日、6月の株主総会に向け「定款の一部変更」を発表。新たに「電子決済システムの提供」を加えた。同社は日本初のWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」などのIT事業を推進しており、今後の成長が期待されている。

■パワーファス <5950>  220円 (+19円、+9.5%)

 日本パワーファスニング <5950> [東証2]が続急騰。22日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる50万株(金額で1億0050万円)を上限に、23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は22日終値の201円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■セメダイン <4999>  862円 (+74円、+9.4%) 一時ストップ高

 セメダイン <4999> が連日のストップ高。同社の出資先であるAgIC(東京都文京区)が22日、既存と遜色ない性能のフレキシブル基板をこれまでの5分の1のコストで試作できるサービス「AgICオンデマンドAP-2」を始めると発表。これが引き続き好材料視されたようだ。AgICは既に2017年に入ってから、ベータ版サービスとして非公開でこの基板の製造サービスを展開し、自動車メーカーやアンテナメーカー、医療機器メーカーなどに試作で提供。このほど製造設備の拡充とともに、一般受注を開始した。

■DMP <3652>  2,665円 (+189円、+7.6%)

 ディジタルメディアプロフェッショナル <3652> [東証M]が続急伸。23日午後0時30分ごろ、任天堂 <7974> の「Newニンテンドー2DS LL」(7月13日発売)に、同社独自技術の「MAESTRO」をベースとしたGPUコアが採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社ではこれまでにも「ニンテンドー3DS」や「ニンテンドー3DS LL」「Newニンテンドー3DS」「Newニンテンドー3DS LL」「ニンテンドー2DS」向けに、3Dグラフィックス対応のGPUコアを提供していたが、「Newニンテンドー2DS LL」にも搭載され、ゲームコンテンツの描画機能などで使われるとしている。

■東天紅 <8181>  198円 (+13円、+7.0%)

 東証1部の上昇率5位。東天紅 <8181> が3連騰。19日には上野動物園のメスのジャイアントパンダ「シンシン」に妊娠の際に認められる行動の変化が現れたことで買われたが、上野動物園が23日、「体の変化なども認められるようになったため、25日から展示を中止する」と発表したことで、赤ちゃんパンダへの期待が再燃したようだ。同社と並ぶパンダ関連銘柄の精養軒 <9734> も、一時、前日比65円(7.2%)高の970円まで買われた。

■テラプローブ <6627>  1,356円 (+81円、+6.4%)

 テラプローブ <6627> [東証M]が5連騰。複数のメディアが英マンチェスターのイベント会場「マンチェスター・アリーナ」で22日午後10時35分(日本時間23日午前6時35分)ごろに爆発があったと報じており、イベントなどのセキュリティー強化のため、顔認証システムへの関心が高まるとの思惑から買いが入ったようだ。

■アイロムグループ <2372>  1,334円 (+72円、+5.7%)

 東証1部の上昇率10位。アイロムグループ <2372> が大幅続伸。22日の取引終了後、子会社IDファーマが、多能性幹細胞から褐色脂肪細胞を製造する技術に関して、オーストラリアで特許査定を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同技術は、IDファーマと国立国際医療研究センターの共同開発の成果で、同技術で作製された褐色脂肪細胞は、肥満やメタボリックシンドロームなどを対象にした再生医療等製品として直接ヒトに移植することに加えて、医薬品のスクリーニングや基礎研究などに幅広く応用できるという。同社では、今回の特許査定により、同技術が知的財産として確立し、今後の事業化でIDファーマの収益確保に資することを期待している。

■ブランジスタ <6176>  1,714円 (+87円、+5.4%)

 ブランジスタ <6176> [東証M]が大幅続伸。23日、神体験3Dクレーンゲーム「神の手」において、乃木坂46メンバー出演舞台「あさひなぐ」とコラボする第34弾企画を24日20時から実施すると発表しており、人気アイドルの舞台とのコラボによるユーザー層の拡大に期待した買いが入った。舞台「あさひなぐ」は、2014年度小学館漫画賞を受賞した、「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載中の人気“薙刀”コミックを舞台化した作品。今回のコラボでは、舞台「あさひなぐ」の世界観を表現した、出演メンバーごとの「神の手」オリジナルの手ぬぐいのほか「乃木坂46メンバーの楽屋のれんにあなたの名前が入る権」、「乃木坂46メンバーに差し入れができる権」などが景品になるという。

※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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